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フランス人観光客が驚愕した北朝鮮ビールの美味しさ…ネット上でも話題に

竹内智子 アクセス  

北朝鮮観光した男性「ビールが予想以上の美味しさ」と感想

引用:ピエール・エミール・ビオ氏のインスタグラム
引用:ピエール・エミール・ビオ氏のインスタグラム

北朝鮮はコロナ禍以来、5年ぶりに西側の団体観光客を受け入れた。フランス人男性が北朝鮮の羅先(ラソン)経済特区を訪れ、その感想を明らかにした。

27日付の米自由アジア放送(RFA)の報道によると、フランス国籍のピエール・エミール・ビオ氏は20日に中国の延吉(エンキ)を出発し、4泊5日の団体ツアーで北朝鮮の羅先(ラソン)経済特区を訪問した。ビオ氏が参加したツアーは北朝鮮専門の旅行会社「高麗ツアーズ」によって提供されており、2023年2月中旬時点での1人当たりの料金は705ユーロ(約11万円)だった。同社のウェブサイトではツアーの予約を受け付けている。

観光客は羅先特区内の海岸公園や碑波島(ピボ島)、龍城(ヨンソン)ビール工場、鹿牧場、羅先小学校などを訪れ、テコンドーの公演やキムチ作りを体験した。北朝鮮側は観光客に対して大同江(テドンガン)ビールや豆満江(トマンガン)ビールなど地域のビールを毎食提供したという。ビオ氏は「ビールが予想以上に美味しく、1日に5本以上飲んだ」と振り返った。

また、観光客は羅先特区内の銀行でキャッシュカードを発行されたが、実際の店舗ではほとんど使用できなかった。決済手段としては中国元が主に利用されたという。ホテルのWi-Fiは電波が弱く使いづらかったものの、国境付近では接続が可能だったとビオ氏は説明した。

引用:ピエール・エミール・ビオ氏のインスタグラム
引用:ピエール・エミール・ビオ氏のインスタグラム

観光の日程には北朝鮮・ロシア国境に位置する「朝露友好閣(チョンル・ユウコウカク)」への訪問も含まれており、ビオ氏は訪問を通じて、北朝鮮とロシアの緊密な関係を強く感じたと述べた。

ビオ氏によれば、観光客の数名が北朝鮮のガイドに対してロシア・ウクライナ戦争における派兵について質問したところ、「北朝鮮からロシアに派兵されている」と簡潔に回答があったという。

また、観光客は羅先市中心部にある金日成(キム・イルソン)・金正日(キム・ジョンイル)銅像に対して献花と黙祷を行うよう求められた。ビオ氏は「文化に対する敬意を示す必要があったため、全員がその通りに行動した」と語った。

今回のツアーの規模や参加者の国籍構成については明らかにされていないが、ビオ氏がRFAに提供した金日成・金正日銅像への献花時の写真を見る限り、観光客の大半が西側諸国の国籍者であるように見受けられる。

北朝鮮は国境を開放した後も、ロシアからの観光客のみを受け入れており、最近まで他の外国人団体観光を許可していなかった。ビオ氏のインタビューによると、今回初めて西側諸国の国籍者を含む団体観光が実施されたと見られるが、韓国人と米国人は除外されたという。

竹内智子
editor@kangnamtimes.com

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