
ディズニープラスのドラマ『北極星』のセリフに中国のネットユーザーが激怒した。
21日、香港の星島日報など海外メディアによると、中国のSNSではドラマ『北極星』に登場するソ・ムンジュ(チョン・ジヒョン)のセリフに対する怒りの声が広がっている。
問題となったのは第4話のセリフだ。ソ・ムンジュは「中国はなぜ戦争を好むのでしょうか。核爆弾が国境地帯に落ちる可能性があるのに」と発言する。
これに対し、中国のネットユーザーは「我々は平和を追求している」「中国は戦争を好まない」「中国が戦争好きなら、あなたがたはここでドラマを撮影できないはずだ」と反発した。
批判はそれだけにとどまらなかった。ドラマは中国東北部の大連のシーンを香港で撮影したが、制作陣が意図的に不潔なスラム街を撮影し、都市のイメージを損なったとの指摘も出ている。
論争が続く中、火の粉はそのセリフを発したチョン・ジヒョンにも飛び火した。チョン・ジヒョンがモデルを務める化粧品や時計などのブランドが広告を取り下げたと報じられ、韓国のネットユーザーは「なぜチョン・ジヒョンが標的にされるのか」と困惑を示した。
『北極星』は、国際社会で注目を集める国連大使ソ・ムンジュが大統領候補襲撃事件の真相を追及し、正体不明のエージェント・サンホ(カン・ドンウォン)とともに巨大な陰謀に立ち向かう物語だ。
本作は10日からディズニープラスで配信されているが、中国では正式にサービスされていないため、一部では違法視聴を非難する声も上がっている。
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