メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

コウモリがランニングマシンで疾走!? 血液だけで生きる驚異の代謝システムの謎に迫る

etnews アクセス  

血液を主食とする吸血コウモリがどの成分をエネルギー源としているのかを調べるため、科学者たちはランニングマシンの上で吸血コウモリを走らせる実験を行った。

アメリカの科学専門メディア「ライブサイエンス」や「ニューヨーク・タイムズ(NYT)」の報道によると、トロント大学のケネス・ウェルチ生物学准教授は、吸血コウモリが一般的な哺乳類とは異なり、炭水化物や脂肪ではなくアミノ酸をエネルギー源としていることを突き止めた。この研究結果は6日、科学誌『バイオロジー・レターズ』(Biology Letters)に掲載された。

吸血コウモリは、主にメキシコや南米など温暖な地域に生息しており、種としては吸血コウモリ(学名:Desmodus rotundus)、毛脚吸血コウモリ(Diphylla ecaudata)、白翼吸血コウモリ(Diaemus youngi)の3種類が存在する。

吸血コウモリは翼(前肢)と後ろ足を使い、まるでゴリラのように走ることができる、非常に特異な種である。

研究チームは、吸血コウモリが炭水化物と脂肪が少なく、タンパク質含有量の高い血液のみを摂取しながらもエネルギーを得られる理由が、吸血性昆虫が血液中のアミノ酸であるプロリンを酸化してエネルギーを得るのと同様の原理ではないかという仮説を立てた。

一般的に、人間を含む哺乳類は身体活動の際、炭水化物や脂肪を燃焼させてエネルギーを得る。タンパク質の主成分であるアミノ酸は「最後のエネルギー源」とされ、通常は体内に炭水化物や脂肪がなくなった場合に限り消費される。

研究チームは24匹の吸血コウモリを集め、、「グリシン」と「ロイシン」という2種類のアミノ酸の量を増やして化学的に標識した牛の血を与えた後、ランニングマシン上を走らせた。当初、コウモリたちはランニングマシンのベルト脇に足を置き、歩こうとしなかったが、ベルト上のスペースを狭めると仕方なく動き始めた。

研究チームは90分間、ランニングマシン上を走る吸血コウモリの呼吸を採取し、酸素摂取量と二酸化炭素排出量を測定した。その結果、走行中に血液の代謝痕跡が確認され、グリシンとロイシンの分解がエネルギー生産の最大60%を占めていたのである。これは、吸血コウモリがアミノ酸をほぼ即座に利用可能なエネルギーに変換できることを示している。

生物多様性を研究するドイツのロエベ研究センターのマイケル・ヒラー研究員は、「10分以内にアミノ酸を代謝できるというのは、一般的な哺乳類では考えられない発見だ」と述べ、「吸血コウモリと吸血性昆虫が過酷な食生活に適応するため、類似したメカニズムを進化させたことは、興味深い収束進化の事例である」と評価した。

ただし、このような代謝方法には欠点もある。それは空腹に弱いということだ。長期的にエネルギーを蓄えることができないため、わずか数日で餓死する可能性がある。その一方で、吸血コウモリは社会性の高い動物であり、空腹の仲間のために進んで餌を吐き出して分け与えることもあると研究チームは報告している。

etnews
editor@kangnamtimes.com

コメント0

300

コメント0

[トレンド] ランキング

  • ミス・ユニバース初のパレスチナ代表、その背後に浮上した武装闘争一族との関係説
  • 「刃物で徘徊」中国籍の男はなぜ釈放されたのか、ソウル中心で残る不安
  • 19世紀に生まれ二度の世界大戦を越えた推定141歳、ガラパゴスゾウガメに安楽死
  • 友人の一杯が人生を変えた、武漢のレンコンスープから始まった再起の賭け
  • 「まだ25歳」終わらない注射と感染地獄、豪州でVADが認められた理由
  • 中国ホテルで不倫発覚回避を図る、下着姿で外壁に宙づりの夜

こんな記事も読まれています

  • 生産中止から4年…WRX STIに“復活シグナル”、試されるのはファンの熱量?
  • 「大径ホイールの罠?」見た目は最強でも、ポットホール一発で財布が割れる
  • 「一般トヨタ店では買えない」GR GT、販売は“厳選レクサス店”に集約へ?
  • GM車3,500台がリコール対象、欠けていたのは説明書1冊
  • ミス・ユニバース初のパレスチナ代表、その背後に浮上した武装闘争一族との関係説
  • 「刃物で徘徊」中国籍の男はなぜ釈放されたのか、ソウル中心で残る不安
  • 19世紀に生まれ二度の世界大戦を越えた推定141歳、ガラパゴスゾウガメに安楽死
  • 友人の一杯が人生を変えた、武漢のレンコンスープから始まった再起の賭け

こんな記事も読まれています

  • 生産中止から4年…WRX STIに“復活シグナル”、試されるのはファンの熱量?
  • 「大径ホイールの罠?」見た目は最強でも、ポットホール一発で財布が割れる
  • 「一般トヨタ店では買えない」GR GT、販売は“厳選レクサス店”に集約へ?
  • GM車3,500台がリコール対象、欠けていたのは説明書1冊
  • ミス・ユニバース初のパレスチナ代表、その背後に浮上した武装闘争一族との関係説
  • 「刃物で徘徊」中国籍の男はなぜ釈放されたのか、ソウル中心で残る不安
  • 19世紀に生まれ二度の世界大戦を越えた推定141歳、ガラパゴスゾウガメに安楽死
  • 友人の一杯が人生を変えた、武漢のレンコンスープから始まった再起の賭け

おすすめニュース

  • 1
    イ・ギョンギュ「収録中に心臓が詰まり…撮影後にステント手術」

    エンタメ 

  • 2
    「離婚」ホン・ジンギョン、感情の波が深刻…痛ましい近況

    エンタメ 

  • 3
    「42歳・未婚」キム・ヒチョル、有名プロデューサーと日本で目撃…「ホテルステイを満喫」

    エンタメ 

  • 4
    キム・ソヨン、妊娠7か月でつわりが終わり…洗濯を済ませて列車旅行へ

    エンタメ 

  • 5
    ミル、キム・ジャンフンへの批判受け自ら説明「非公開結婚式ではない。人気がなく注目されなかっただけ」

    エンタメ 

話題

  • 1
    「飲酒運転」クァク・ドウォン、Story Jとの復帰説浮上…「面談は事実だが契約段階ではない」

    エンタメ 

  • 2
    「まるでファッションショー」犬と赤ちゃんの12変身、癒やしが止まらないクリスマス動画

    フォトニュース 

  • 3
    「思わず、笑みがこぼれる!」路上で赤マフラー、”野良猫”家族が贈る最高のクリスマス

    フォトニュース 

  • 4
    「ドア閉め専門職誕生!」無人タクシーの“盲点”に人間出動、高報酬で人気上昇中

    ニュース 

  • 5
    「18年間放置、ミイラ化した6歳女児の遺体」...大阪女児事件が浮き彫りにした日本行政の危機!

    ニュース 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]