
動物の世界は、まさに弱肉強食。捕食者と被食者による予測不能で熾烈な生存競争が、1日に何十回も繰り広げられている。
今日も熾烈な生存競争が絶え間なく続いている。ここでは、獲物を捕らえようと必死に追いかけ、逃がす寸前のチーターの姿が捉えられた。
チーターは全力で獲物に食らいついたが、あと一歩のところで逃げられ、しばらくの間もがき苦しむ姿が見られた。

写真家イー・リウ氏(Yi Liu)が撮影したチーターの写真が公開され、話題を呼んだ。
イー・リウ氏が撮影したこの写真は、当時米カリフォルニア科学アカデミーが主催する自然写真コンテスト「2020ビッグピクチャー」に出品されたものだ。
写真には、時速108km(1秒間に最高30m)で走る能力を持つ、非常に俊足の動物として知られるチーターが獲物を追う姿が収められている。

チーターが獲物を逃がす寸前の瞬間をカメラが捉えた。この写真はケニアのマサイマラ国立保護区で撮影された。
写真に写るチーターは何としても獲物を逃がすまいと必死に努力し、一方で獲物はチーターから逃れようともがく、まさに動物界の縮図だ。
その後、チーターが狩りに成功したのか失敗したのかは定かではない。ただ、獲物を追いかけるその執念と迫力には目を見張るものがある。何度見ても、驚嘆せずにはいられない。