
希少な皮膚疾患で「ミッキーマウス」と呼ばれていた中国の男の子が無事に手術を終えた。
中国の新京報など現地メディアによると、13日(現地時間)、福建省出身のチーバオ君(3)は「先天性巨大色素性母斑」を持って生まれたという。この疾患により、耳の両側が風船のように膨らむ症状が現れた。
チーバオ君の両親は子どもを上海の大学病院に連れて行き、5か月間治療を受けさせた。この間に2回の手術が行われ、医療チームは治療過程で母斑除去のため頭皮下に組織拡張器を挿入し、皮膚を伸ばした後に治療液を注入した。
現在、頭皮に挿入されていた組織拡張器と母斑は無事に除去されており、今後は瘢痕除去などのため、さらに数回の再建手術が必要な状況だ。
チーバオ君の母親は「子どもが先天性巨大母斑を持って生まれたのは全て私の責任だと思い、ずっと自分を責めてきた」と述べ、「どんなことがあっても必ず治療してあげたい」と語った。
なお、この疾患は先天的にメラニン細胞が表皮または真皮で異常増殖することで発生する。