深夜1時の侵入…「BB弾数千発、狙い撃ちした」
慶尚南道(キョンサンナムド)巨済市(コジェ市)で現役海兵隊員2名と民間人1名が飼い犬4匹にBB弾数千発を乱射する事件が発生し、衝撃が広がっている。
18日、ビーグル救助ネットワークによると、事件は8日午前1時15分頃、3人の男性が私有地に無断侵入し、庭にいた飼い犬4匹にBB弾を無差別に数千発発射したことから始まったという。
ビーグル救助ネットワークが通報を受けて現場に到着した時、4匹のうち1匹はすでに病院に緊急搬送されていた。しかし、ジャック・ラッセル・テリアの「ソムソミ」は結局命を落とした。
残りの犬たちも歯が折れ、眼球に大きな損傷を受けるなど重症だった。ビーグル救助ネットワークは「犬たちは逃げ場のない庭の隅に追い詰められ、狙い撃ちされた」と主張している。

「狩りのように撃った」…生き残った犬たちも恐怖に震える
ビーグル救助ネットワークが公開した防犯カメラの映像には、3人の男がしゃがみ込んで何かを狙っている姿や、石を投げて遊びながら笑っている場面が映っていた。犯人たちは1時間以上にわたり犬たちに向かって発砲し、まるで狩りをするかのように振る舞っていた。
庭は数百発のBB弾で覆われており、犬小屋には10歳前後の老犬たちがいた。被害に遭った飼い犬と飼い主は深刻なトラウマと喪失感に苦しんでいるという。
ビーグル救助ネットワークは加害者のうち2名が現役海兵隊員で、1名が民間人であることを明らかにした。これに伴い、動物保護法第10条違反容疑で厳罰を求めて告発の準備を進めている。
ビーグル救助ネットワークは「これは故意かつ計画的な犯罪だ」とし、「加害者たちが深夜に私有地に無断で侵入し、何の罪もない動物を殺傷した重大な事件だ」と述べた。
さらに「ソムソミの無念の死を決して無駄にせず、加害者たちには必ず厳正な法の裁きを受けさせる」との方針を示した。
なお、動物保護法第10条によれば、故意に動物を殺すか身体的苦痛を与えた場合、3年以下の懲役または3,000万ウォン(約317万774円)以下の罰金に処される。