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2025年06月26日木曜日
ホームトレンド【またもや事故】テスラ、自動運転車の道路逸脱で家族3人死亡…「完全自動運転」は幻想か

【またもや事故】テスラ、自動運転車の道路逸脱で家族3人死亡…「完全自動運転」は幻想か

テスラ、自動運転機能搭載車両の事故で再び訴訟に直面

テスラは、自社の先進運転支援システム(ADAS)を搭載したモデルS車両の事故で3人が死亡した件に関し、遺族から訴訟を起こされた。

この訴訟は、テスラの自動運転技術の安全性に関する議論を再び巻き起こしている。

引用:テスラ
引用:テスラ

今月24日(現地時間)のロイター通信によると、昨年9月14日、デイビッド・ドライアーマン氏(54)と妻のミシェル氏(54)、娘のブルック氏(17)は音楽フェスティバルからの帰宅途中、2024年式モデルSが道路を逸脱し、標識やガードレール、コンクリート橋脚に衝突する事故に遭った。

3人はシートベルトを着用していたが、不幸にも全員が命を落とした。

事故車両にはテスラの運転支援システム「オートパイロット」と自動運転ソフトウェア「FSD(Full Self-Driving)」が搭載されていた。

テスラの自動運転技術、安全性への疑問が続く

遺族はニュージャージー州カムデンの連邦裁判所に提出した訴状で、「設計上の欠陥により車両が走行車線を逸脱し、緊急ブレーキが作動しなかった」と主張している。

特に原告側は、イーロン・マスクCEOが2016年にオートパイロットについて「おそらく人間より優れている」と発言したことを指摘し、テスラがモデルSの安全リスクを消費者に適切に警告しなかったと批判した。

原告側は、テスラの先進運転支援システムがソフトウェアの更新だけで完全自動運転が可能だという印象を消費者に与えたが、実際には運転者の介入なしに日常的な道路状況で安全に走行できないと主張している。

これを受け、遺族はテスラに対し具体的な金額を明示しない損害賠償と懲罰的賠償を求めている。

引用:ゲッティ・イメージ・コリア
引用:ゲッティ・イメージ・コリア

この事件は、テスラが直面している多数の自動運転関連訴訟の1つに過ぎない。

米経済メディアシー・エヌ・ビー・シーによると、昨年末時点でテスラはオートパイロットやFSD機能使用中の事故に関連して少なくとも15件の訴訟を抱えているという。

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