メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

【科学マニア必読】古代エジプト人の全ゲノム解析に成功、西アジアとの交流がDNAで明らかに!

竹内智子 アクセス  

引用:Shutterstock*この画像は記事の内容と一切関係ありません
引用:Shutterstock*この画像は記事の内容と一切関係ありません

約4,500年前に生きていた古代エジプト人男性の全ゲノム解析が初めて成功し、数千年前の古代文明間交流を裏付ける遺伝的証拠が明らかになった。

この男性は、世界最初の階段ピラミッドが建設された時期に生きていたとされ、年齢は44歳から64歳と推定されている。骨格分析から陶工だった可能性が高く、生前は長時間脚を伸ばした姿勢で過ごしていたことが示唆された。

英国のフランシス・クリック研究所とリバプール・ジョン・ムーア大学の研究チームは、この個体の歯からDNAを抽出し、現代人3,233人と古代人805人の遺伝子データと比較して、2日付で国際学術誌『ネイチャー』に研究成果を発表した。

引用:Morez, A. et al.(2025)/Nature
引用:Morez, A. et al.(2025)/Nature

DNAが発見されたのは、カイロから南に265キロ離れたヌワラト村で、男性の遺体は壺に納められた状態で1902年に発掘されていた。ミイラ化が一般化する以前の埋葬であったため、DNAの保存状態が良好だったとみられる。

ゲノム解析の結果、遺伝子の約80%が北アフリカに、20%が西アジアに由来することが判明した。これは、当時のエジプトに西アジアから人の移動があり、遺伝子的な混交が生じるほど活発な交流があったことを示す。

古代エジプトと西アジアの文化的接触は、これまでも文字や陶器などの考古学的証拠から示唆されてきたが、DNAを通じて人的交流の実態が科学的に示されたのは今回が初めてとなる。

さらに、この男性は右足に重度の関節炎を抱えており、骨盤が拡張していたことから、長時間の着座姿勢を取る陶工という職業に従事していた可能性が高いとされた。

引用:Morez, A. et al.(2025)/Nature
引用:Morez, A. et al.(2025)/Nature

特筆すべきは、この男性が一般的な陶工とは異なり、当時の社会上層部と同様の方法で手厚く埋葬されていた点である。研究者らは、高い技術力を持ち、社会的地位を築いていた人物だった可能性に注目している。

古代エジプト人の全ゲノム解析は今回が初であり、これまでに部分的に解読された例は3件しか存在しなかった。背景には、DNAの保存環境が劣悪だったことと、技術的な制約があった。

ちなみに、2022年にノーベル生理学・医学賞を受賞したスヴァンテ・ペーボ博士も、40年前に古代エジプト人のDNA解析を試みたが、当時は成功に至らなかった。

研究チームは、今後さらに多くの古代DNAの解析が進めば、古代エジプトと西アジアとの交流の実像がより明確になると期待を寄せており、「エジプト人の祖先を正確に理解するには、さらなるゲノム研究が必要だ」としている。

竹内智子
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

コメント0

300

コメント0

[トレンド] ランキング

  • 「給料は増えないのに、食費だけ高くなる」…食品2万品目値上げへ、家計直撃の現実
  • 「自殺目的」は作り話だったのか…女子高生殺害の23歳男、検察が見抜いた“本当の狙い”
  • 妻と娘が中にいる家を掘削機で破壊…酔った男の「離婚なら家ごと壊す」実行犯
  • 深夜2時にマンホールから7人が出てきて素早く着替え…ブルックリンの謎の集団は何者か?
  • 「記録的な現象になる可能性がある」国連が警告する数週間以内の"スーパーエルニーニョ"
  • グーグル、“蚊3,200万匹の放出”を推進…一体何事!?

こんな記事も読まれています

  • 生産中止から4年…WRX STIに“復活シグナル”、試されるのはファンの熱量?
  • 「大径ホイールの罠?」見た目は最強でも、ポットホール一発で財布が割れる
  • 「一般トヨタ店では買えない」GR GT、販売は“厳選レクサス店”に集約へ?
  • GM車3,500台がリコール対象、欠けていたのは説明書1冊
  • 米国が対EU追加関税推進、強制労働規制巡り対立激化
  • トランプ氏がイラン新指導者評価転換、海上封鎖解除に含み
  • 活動休止を経た元BIGBANGメンバー、横浜で約1万人規模の“無料ファンミーティング”開催
  • 恋人のプライベート映像の流出を防ぐために大麻事件を起こした? 23年ぶりに噂を完全否定「事実無根」

こんな記事も読まれています

  • 生産中止から4年…WRX STIに“復活シグナル”、試されるのはファンの熱量?
  • 「大径ホイールの罠?」見た目は最強でも、ポットホール一発で財布が割れる
  • 「一般トヨタ店では買えない」GR GT、販売は“厳選レクサス店”に集約へ?
  • GM車3,500台がリコール対象、欠けていたのは説明書1冊
  • 米国が対EU追加関税推進、強制労働規制巡り対立激化
  • トランプ氏がイラン新指導者評価転換、海上封鎖解除に含み
  • 活動休止を経た元BIGBANGメンバー、横浜で約1万人規模の“無料ファンミーティング”開催
  • 恋人のプライベート映像の流出を防ぐために大麻事件を起こした? 23年ぶりに噂を完全否定「事実無根」

おすすめニュース

  • 1
    ロシアが大規模空襲直後に停戦言及、撤退要求で圧力強化

    ニュース 

  • 2
    「大規模な補助金がグローバル市場を歪める」OECDが中国に突きつけた20年分の証拠

    ニュース 

  • 3
    幽霊会社まで動員して輸出規制を迂回! 中国軍のNVIDIAチップ調達500回超が暴かれた

    ニュース 

  • 4
    「OECDが突きつけた20年の証拠」中国が補助金8倍で築いた市場支配の全貌

    ニュース 

  • 5
    「中国のAI台頭に対抗」EUが米主導の半導体同盟「パックス・シリカ」へ舵を切る

    ニュース 

話題

  • 1
    「不公正貿易だ」米国がブラジルに通商法301条で25%関税を突きつける

    ニュース 

  • 2
    「想定訓練」が現実の惨事に…台湾空軍の訓練機が墜落し中佐2名が死亡

    ニュース 

  • 3
    「交渉が終わったなら終わった」トランプ、イラン核協議の破談も「全く気にしない」!

    ニュース 

  • 4
    「ハメネイ師に会いたい、いつかきっと」トランプ、イラン新最高指導者との直接会談を示唆

    ニュース 

  • 5
    情報機関を知らない男が仕切る、トランプの「忠誠心人事」が生んだDNI代行の衝撃

    ニュース