
ホテル宿泊料の高騰を受け、大手コンビニチェーンのローソンが新たに車中泊サービスを導入する。宿泊費の代替手段として、低価格で利用可能な駐車スペースを開放する方針だ。
6日付の『日本経済新聞』によると、ローソンは、千葉県内の6店舗で今月中にも車中泊向けの駐車場提供サービスを開始するという。
料金は1泊当たり2,500〜3,000円で、利用者は電源や店舗内のトイレを使用できるほか、コンビニ側はごみ袋などの備品も提供する。
サービスの利用にはオンラインによる予約と事前決済が必要となる。予約した店舗に到着後、簡単な手続きを済ませれば利用可能となり、チェックインは午後6時以降、チェックアウトは翌朝9時までに設定されている。
ローソンは全国におよそ1万4,000店舗を展開しており、このうち車中泊に対応可能な広さの駐車場を備えた店舗は3,000か所以上にのぼるという。
日経は「地方で人気アーティストのコンサートなどが開催される際、周辺の宿泊施設が満室になるケースもある」と指摘し、「旅費を節約したい若者層や、ペットを同伴する家族旅行者からの利用が見込まれる」と予測している。
一方、ホテルズドットコムが先月実施した調査によると、韓国人旅行者に人気のある日本の主要都市におけるホテル料金は、平均10〜15%上昇しているという。
特に福岡(1泊当たり平均19万2,000ウォン=約2万360円)、東京(25万5,000ウォン=約2万7,041円)、名古屋(16万ウォン=約1万6,971円)、京都(23万2,000ウォン=約2万4,605円)、大阪(19万9,000ウォン=約2万1,106円)などで価格の上昇が顕著だった。
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