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2025年07月15日火曜日
ホームトレンド「虫が入ってたんですけど?」と305回の虚偽申告…約80万円をだまし取った韓国の男に懲役1年判決、返金拒否の店には★1レビュー投稿や脅迫も

「虫が入ってたんですけど?」と305回の虚偽申告…約80万円をだまし取った韓国の男に懲役1年判決、返金拒否の店には★1レビュー投稿や脅迫も

引用:YTNニュース
引用:YTNニュース

韓国で、配達された料理に「虫などの異物が入っていた」と偽って出前代金を繰り返し返金させた大学生に対し、実刑判決が下された。被害は2年間で計305回、総額770万ウォン(約82万円)に上る。

13日、韓国法曹界によると、ソウル北部地裁は11日、詐欺および業務妨害、ストーキングなどの容疑で起訴された20代の男A被告に対し、懲役1年と40時間のストーカー治療プログラム受講を言い渡した。

判決によれば、A被告は2023年1月から出前アプリを通じて飲食店に料理を注文し、受け取った後「異物が入っていた」と虚偽のクレームを申し立てて返金を要求。これを手口に305回にわたり返金を受け続けた。料理に異物が入っていた事実は一切なく、A被告はあらかじめ準備していた虫を使って写真を撮影し、アプリのカスタマーセンターや飲食店に提示していたという。

特に、返金を断った飲食店に対しては報復行為にも及んだ。A被告は出前アプリのレビュー欄に「虫が頻繁に出る店」といった虚偽内容を投稿し、業務を妨害。また、店主に対して「メディアに情報を提供する」「通報サイトや掲示板に投稿する」などと脅すメッセージを25回送信し、さらに連絡を拒んでいた店主に対しても15回にわたり不安を煽るメッセージを送り続けたことが明らかになった。

裁判所は「出前レビューや衛生問題に敏感な小規模飲食業者を執拗に狙い、長期間にわたって詐欺と嫌がらせを繰り返した極めて悪質な犯行」と指摘。被告は途中、被害者の通報で複数回警察の取り調べを受けながらも犯行をやめず、2024年末まで犯行を続けていたという。事実上、逮捕・拘束されるまで犯行が止まらなかったとした。

検察側は「小規模事業者に対する悪質かつ執拗な行為で、被害者は経済的損失に加え、深刻な精神的被害も受けた」とし、「今後もこのような犯罪には厳正に対処していく」とコメントした。

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