
メキシコで離陸中の航空機と着陸中の航空機が衝突寸前まで接近する事案が発生した。
米CNNによると、22日午前7時30分頃(現地時間)、メキシコシティ国際空港で、離陸に向け滑走路を移動中だったアトランタ行きデルタ航空機と、着陸中のアエロメヒコ航空機が約60メートルまで接近したという。
この事案は、両機が管制塔からそれぞれ離陸および着陸の許可を受けた後に発生した。デルタ航空機は約3時間の遅延を経て離陸した。
デルタ航空は声明で、「本件に関し状況の詳細な調査を進めており、当局に全面的に協力する。状況を的確に把握し迅速に対応した操縦士の行動に感謝する」と述べた。
アエロメヒコ航空およびメキシコ民間航空庁は、CNNのコメント要請に応じていない。
メキシコはかつて、米連邦航空局(FAA)から安全等級の引き下げを受けた経緯がある。その後、関連する技術的問題の改善により等級を回復している。
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