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2025年07月31日木曜日
ホームトレンド「共産主義とは一体…」中国空港ラウンジの入室条件は資産38億円、金で身分を測る新制度に非難殺到

「共産主義とは一体…」中国空港ラウンジの入室条件は資産38億円、金で身分を測る新制度に非難殺到

引用:ゲッティイメージバンク
引用:ゲッティイメージバンク

ファイナンシャルニュース 中国のある空港がビジネスラウンジの利用条件として一定額以上の資産証明を要求し、大衆の批判を浴びている。

香港のサウス・チャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)は29日、中国四川省成都天府国際空港の国際線ビジネスラウンジが中国のある銀行と提携してサービスを開始し、利用者に2000万元(約4億1,355万円)の金融資産証明を求めたと報じた。

このラウンジは、ある銀行が空港と提携して運営する専用スペースで、「ゴールデン・サンフラワー(Golden Sunflower)」という名称で営業している。国際線のファーストクラスやビジネスクラスの航空券所持者は無条件で利用可能だが、それ以外の顧客は600元(約1万2,000円)を支払うか、資産証明手続きを経る必要がある。

この銀行は空港ラウンジ利用を主要特典の一つとして案内し、月平均50万元(約1,034万円)以上を預金した顧客向けのプレミアムメンバーシップとして紹介している。しかし、それより40倍も多い資産証明を要求した事実が中国のネットユーザーの告発で明らかになり、論争を巻き起こした。

17日、このネットユーザーは「その銀行の会員なのでポイントでラウンジを利用しようとしたが、資産証明を求められた。現金性資産4億円以上のみが認められ、不動産や車両などの有形資産は無視される過度な措置だ」と指摘。さらに「それだけの資産がある人なら、最初からビジネスクラスを買うはず。わざわざポイントを使う意味があるのか。これは明らかに本来の権利を奪う措置だ」と批判した。

この告発を受けたネット上では、「資産まで審査される時代?」「金持ち専用の椅子かよ」「ラウンジまで階級制度なのか」といった怒りの声が相次いだ。

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