
NFL史上最大体重で入団し話題となったルーキー、デスモンド・ワトソン(タンパベイ・バッカニアーズ所属)が、正式デビューを前に減量に着手した。チームは現在の体重では実戦出場は難しいと判断し、トレーニング開始を保留。体重管理を最優先とする姿勢を明確にした。
ワトソンはフロリダ大学でプレーした後、今年4月のNFLドラフトで指名されなかったが、その後フリーエージェントとしてタンパベイと契約。入団前のプロデイでは体重が464ポンド(約210kg)に達していたことで注目を浴びた。
チームによると、ワトソンは現在、体重の問題により負傷者リストに登録されており、指揮官のトッド・ボウルズは「彼の健康状態を日々確認している。より健康で試合に出場できるよう支援していく」と語ったという。
ワトソンはドラフト前にすでに約11〜14kgの減量をしていたが、依然として現状の体型ではフィールドに立つのは困難と見られている。特に彼のポジションであるディフェンシブタックルは、瞬発力とスピードが求められるため、さらなる減量が不可欠とされる。
チームはワトソンのポテンシャルに期待を寄せつつも、「モンスター級」の体重がその才能を押し潰さないよう慎重に育成する方針をとっている。
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