20代男7人、約3カ月にわたり監禁致傷容疑で逮捕
20代の男らによる監禁・暴行事件が発生した。容疑者グループは約3カ月にわたり、自身の勤務先と取引のあった男性従業員を監禁し、暴行を加えながら金銭を強奪した。知人からの借金や保険解約を強要するなどの行為も行っていた。

東京警視庁捜査1課は17日、監禁致傷などの容疑で大城優斗容疑者(24歳)ら20代の男7人を逮捕した。全員が地元の友人関係だったことが判明した。
容疑者らは今年1月29日から4月30日まで、東京都内および近郊のホテル、倉庫、民宿など計10カ所以上で、インテリア工事の元請け業者関係者の30代男性を監禁した疑い。
監禁中、被害者に熱湯をかけ、ハンマーで殴打するなどの暴行を加え、肋骨や腰の骨折、全身火傷などの重傷を負わせた。
残虐な暴行と金銭強奪、30代男性監禁の実態
大城容疑者らは暴行を次第にエスカレートさせていった。熱したフライパンを押し当てる、ドライバーで刺すなどの暴力を加えた。監禁の様子を撮影し、互いに共有していたことも確認された。
被害者には知人からの借金や保険解約を強要し、約200万円を奪った。金を調達できない場合は、さらなる暴行を加えると脅迫していたという。
メディアによると、容疑者らは元請け業者から施工不良を理由に工事代金の支払いを拒まれ、不満を抱いていたとされる。大半の容疑者は容疑を否認している。

事件は4月30日、人が監禁されているとの通報を受けた警察が乗用車内で大城容疑者と被害男性を発見し、明るみに出た。
大城容疑者は東京都豊島区でタクシーと衝突後に逃走したが、警察に逮捕された。
警視庁は犯行動機および追加犯罪の有無について捜査を継続している。
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