
ブラジルの30代女性が、5か月間で少なくとも4人を毒殺した容疑で起訴された。
デイリーメール、G1など海外メディアによると、ブラジルの法学生アナ・パウラ・ヴェローゾ・フェルナンデス容疑者(36)が、サンパウロ、リオデジャネイロ、グアルーリョスで、今年1月から5月にかけて少なくとも4人を毒殺した容疑で起訴されたという。フェルナンデス容疑者は犯行時、双子の姉妹と友人の協力を得ていたとされる。
警察によると、最初の被害者は、1月にグアルーリョスで殺害されたフェルナンデス容疑者の隣人、マルセロ・アリ・フォンセカ氏だという。フェルナンデス容疑者はフォンセカ氏の家に賃借人として引っ越し、4日後にフォンセカ氏の遺体が発見された。
その後、フェルナンデス容疑者は、4月にデートアプリで知り合った女性、マリア・アパレシーダ・ロドリゲス氏と会い、ロドリゲス氏はフェルナンデス容疑者の家でコーヒーを飲んだ後に死亡したという。警察は、フェルナンデス容疑者が毒入りのケーキを作り、偽のメモを残して第三者に罪を着せようとしたと明かした。
また、フェルナンデス容疑者には65歳の男性を毒入りシチューで殺害した容疑もかけられている。当時、学校の友人から「父親を殺してほしい」と依頼され、友人の父親を毒殺した後、報酬を受け取ったとされる。
4人目の被害者は、フェルナンデス容疑者の元恋人である21歳のチュニジア人男性、アイダール・ムハレス氏だ。フェルナンデス容疑者はムハレス氏と別れた後、妊娠を装い拒絶されると、毒入りのミルクシェイクで彼を殺害したとされる。警察によると、フェルナンデス容疑者は被害者を毒殺する前に、毒の効果を試すために犬10匹を毒殺したという。
フェルナンデス容疑者の具体的な犯行動機はまだ明らかになっていないが、現地警察の関係者は「フェルナンデス容疑者は殺人を楽しんでいた。動機は重要ではなく、ただ殺人がしたかっただけだ。自分の犯した罪の結果を目の当たりにして快感を覚えていた」と語った。
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