南アフリカの20代女「境界性パーソナリティ障害を患っている」と法廷で訴え
裁判所「明らかな計画殺人」と有罪判決

南アフリカ共和国で恋人の4歳娘を性的暴行し殺害した20代女が有罪判決を受けた。法廷で笑みを見せる態度が更なる衝撃を与えた。
29日(現地時間)、英国メディアのザ・サンなどによると、27日、幼稚園教諭アンバリー・ヒューズは恋人の4歳娘を性的暴行した後に殺害した罪で有罪判決を受けた。
報道によると、事件当日、恋人のエリー・チャリタ氏は面接のため外出し、娘をヒューズに預けた。しかし、チャリタ氏が家を出る際に別れのキスをしなかったことから、ヒューズはチャリタ氏が浮気をしていると疑い始めた。
激怒したヒューズは犯行直前、チャリタ氏に「あなたは私の心を壊した。私もあなたの心を焼き尽くす」とメッセージを送り、すぐにチャリタ氏の娘を浴槽に沈めて殺害した。
解剖の結果、子供の死因は窒息で、死亡前に2回性的暴行を受けていたことが判明した。
証人として出廷したチャリタ氏は、ヒューズが自分の娘に嫉妬していたと証言した。さらに「ヒューズは私が娘に多くの関心を向け、多くのお金を使うことを嫌がっていた」と述べた。
当初ヒューズは無罪を主張していたが、判決手続き初日、法廷で「幼少期のトラウマと精神的健康問題が自分の行動に影響を与えた」と主張した。
ヒューズは法廷で「私は境界性パーソナリティ障害を患っている。ただ、その日何をしたかは覚えている。子供が息を引き取った後も、冷たい水の流れる浴槽にそのまま放置した」と述べた。
ヒューズは犯行後に3度自殺を試みたと語ったが、法廷で笑みを浮かべる場面もあり、傍聴人を驚愕させた。
裁判所は「医学的診断は精神科医や心理学者に任せるべきだ」とし「これは明らかな計画殺人である」と判決を下した。

ヒューズは2021年にチャリタ氏と交際を始め、娘と3人で同居していた。チャリタ氏と口論となるたびに娘を傷つけると脅迫していたことが明らかになった。
チャリタ氏は「ヒューズが終身刑を宣告されると思うか」という現地メディアの質問に「どんな刑罰も娘の喪失を埋め合わせることはできない」と悲痛な思いを吐露した。













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