
アメリカのアリゾナ州で約19億円の宝くじ当選金を巡る訴訟が進行中だ。当選宝くじが出た販売店のマネージャーが当選発表後に当選した宝くじを購入したためだ。
22日(現地時間)アメリカのアリゾナ州ピニックス地域のメディア12ニュースによると、事件は昨年11月24日スコッツデールにあるコンビニで発生した。
当時、ある客はこの日の夕方に抽選される地域宝くじ「ザ・ピック」を購入しようとした。客は以前に購入した宝くじと同じ番号で買いたいと言ったが、店員が1ドルの宝くじ85ドル(約1万3,000円)分を印刷すると、60ドル(約9,300円)分だけ購入し、残りの25枚はレジに置いて店を出た。
問題は客が支払わずに置いていった25枚の宝くじのうち1枚が1,280万ドル(約20億円)のジャックポットに当選したことで始まった。アリゾナ宝くじによると「ザ・ピック」史上4番目に高額な当選金であり、2019年以降アリゾナで出た最高額の当選金だ。
この事実を最初に知ったのは翌朝出勤したコンビニのロバート・ガウルリチャマネージャーだ。ガウルリチャマネージャーはすぐに退勤の打刻をし、制服を脱いだ後、他の従業員に当選宝くじを含む25枚全てを購入すると告げ、宝くじの裏面にサインした。
後から売れ残った宝くじの当選事実を知ったコンビニ「サークルK」側は該当宝くじを回収したが、ガウルリチャマネージャーが宝くじを購入し、すでにサインを済ませていたため見解が分かれた。
サークルKは17日マリコパ郡高等裁判所に訴訟を起こし、当選宝くじの法的所有者が誰かを判断するよう求めた。
アリゾナ州の行政法によれば、小売業者が印刷した宝くじが客に受け取られず、廃棄され再販されない場合、その宝くじは小売業者の所有となる。販売の有無にかかわらず印刷された全ての宝くじの手数料を宝くじ当局に支払わなければならないためだ。ただし当選後ではあるが販売されたため問題が複雑化した。
アリゾナ宝くじの規定上、販売店の従業員は勤務中に宝くじを購入できない。ガウルリチャマネージャーはこの規定を知っていたため、即座に退勤し、制服を私服に着替えた上で宝くじを購入したとみられる。
アリゾナ宝くじのを務めていたジョン・エドガー広報担当はフェニックス・ニュー・タイムズとのインタビューで「販売店の立場からすると、印刷された宝くじは全て販売するのが利益になるため、売れ残った宝くじが25枚もあるのは非常に異例だ」と評した。
今回の事件は180日以内に決着をつけなければならない。当選から180日以内に請求しなければ当選金の大部分が累積当選金として回収されるためだ。締切は今年5月23日までだ。













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