
ボリビアの首都ラパス近郊で新札を積んだ軍用輸送機が墜落し、22人が死亡した。現場では散乱した現金を拾おうとする人々が押し寄せ、救助活動に支障が出た。
AP通信などによれば、事故は2026年2月27日(現地時間)、ラパス近郊のエルアルト空港付近で発生した。ボリビア空軍のC-130「ハーキュリーズ」輸送機が飛行中に墜落し、子ども4人を含む22人が死亡、37人が負傷した。
輸送機には新札1710万枚が積まれていたとされ、政府・中央銀行と紙幣製造会社の契約に基づき、軍が定期的に「通貨資材輸送作戦」を実施していたと伝えられている。
墜落の影響で各所に札束が散乱し、これを拾い集めようとする市民が数百人規模で集まったことで、現場周辺は混乱状態となった。
当局は兵士約500人と警察約100人を投入して立ち入りを規制し、警察が催涙ガスで人々を退去させたという。
ボリビア中央銀行のダビド・エスピノサ総裁は声明で、「現場の紙幣の約30%(約513万枚)が盗まれたとみられる」としつつ、「シリアル番号が確認された紙幣は偽造紙幣として扱う」と述べた。
当局は現場で紙幣を回収し、たき火で焼却した。
国防省も声明で、「墜落機に積まれていた紙幣には正式なシリアル番号がなく、法的効力や購買力はない」として、「拾って所持したり使用したりする行為は犯罪だ」と強く警告した。
一方、ボリビア政府は3月1日(現地時間)、犠牲者を追悼するため国家追悼期間を宣言した。
ボリビアのロドリゴ・パス大統領はX(旧Twitter)で、「追悼と連帯の意思を示すため3日間、半旗を掲げる」とし、「遺族への支援を提供し、経緯を明らかにするための調査をするように関係当局に指示した」と明らかにした。













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