
今月30日(現地時間)、地元メディア「ABC7」によると、サンバーナーディーノ郡保安官事務所は、米カリフォルニア州の山で転落した10代の少年を捜索していた救助当局が、少年を含む3人の遺体を発見したと発表した。
報道によると、同保安官事務所は前日の正午ごろから、ボールディ山(正式名称:サンアントニオ山)の「デビルズ・バックボーン」登山道周辺で捜索救助活動を実施した。その結果、19歳の少年を含む登山者3人の遺体を発見したという。
19歳の少年は、登山中に登山道付近から約150メートル下方へ滑落したと見られている。一緒に登っていた友人が、スマートフォンの通信が可能な地点まで移動して当局に通報し、GPSの位置情報を提供した。当局はヘリコプターを使った空中捜索で少年の遺体を発見したが、その過程で身元不明の遺体2体も相次いで見つかった。これら2人は少年の同行者ではなく、死亡時期も不明とされている。
強風の影響で、ヘリコプターによる遺体の回収は完了できなかった。保安官事務所は、回収作業は現在も継続していると説明している。また、さらなる人身事故を防ぐため、該当の登山道は31日まで閉鎖される予定であり、命令に違反した場合は最大で5,000ドル(約78万5,000円)の罰金、または最大6カ月の懲役刑が科される可能性があると警告した。
標高3,068メートルのボールディ山は、サンガブリエル山脈に位置し、相次ぐ死亡事故により、米国内でも最も危険な山の一つとして知られている。2020年以降、少なくとも14人がこの山で命を落としており、2023年1月には映画『眺めのいい部屋』(1985年)などに出演した英国の著名俳優ジュリアン・サンズさん(当時65歳)が行方不明となり、約5カ月後に遺体で発見されたことで社会に大きな衝撃を与えた。
一方で、ロサンゼルスに近い立地から、熟練した登山家だけでなく初心者も多く訪れている。保安官事務所の関係者は「デビルズ・バックボーンは、この地域で最も危険な登山道の一つである」とした上で、「特に天候が予測しにくい冬季には、初心者が登山することは控えてほしい」と呼び掛けている。













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