
ヨーロッパの移民の間では、仕事や言語を背景にイギリスを目指す傾向が続く中、2025年9月27日、イギリスのドーバー海峡においてフランス発のゴムボートに125人の移民が乗っているのが発見されたと報じられた。
「ニューシス」の報道によれば、2025年9月29日、イギリスの「インディペンデント」と「PA通信」が、このニュースを伝え、単一のボートに乗った移民の数としては過去最多の記録となり、今年8月に106人が一隻のボートで到着した記録を更新したと説明された。
イギリス政府は移民流入に対し厳格な対応策を示しているが、移民たちは依然としてイギリスを目指している。
このボート発見後、シャバナ・マフムード内務大臣は「こうした小型ボートの利用は断じて容認できず、背後にいる卑劣な人身売買業者が我が国の国境に混乱をもたらしている」と述べた。
さらに「フランスとの協定により、小型ボートで渡航してくる者たちを拘束できるようになり、最初の送還始まった」とし、「内相としてイギリスの国境を守ることが私の最優先事項であり、移民制度の秩序回復のためあらゆる選択肢を検討する」と付け加えた。
イギリス政府は、不法移民をフランスに送還する代わりに、家族関係などイギリス国内での縁故が証明されるイギリスへの移民申請者と同数を受け入れる「ワン・イン・ワン・アウト」協定に基づき、移民をフランスに送還している。
今年、これまでに小型ボートでイギリスに到着した移民の数は33,000人を超え、2018年にドーバー海峡を渡る移民の数の集計が開始されて以来、最多となっている。
2025年9月27日のみで、12隻のボートを通じて895人の移民がイギリスに到着したという。同日、フランス北部の海岸からイギリスに向かっていた約100人乗りのボートで、ソマリア出身の女性2人が死亡し、翌朝にはフランスの海岸近くで小型ボートに乗って海峡を渡ろうとした子供1人が亡くなった。
2人の女性の死亡事件に関連し、フランスの「ラ・ヴォワ・デュ・ノール」は、この死亡事故が今年に入って少なくとも20回目のドーバー海峡横断関連の死亡事故だと報じた。
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