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アメリカ経済がインフレ抑制と成長を両立させる中、JPモルガンの好決算が示す堅調な金融環境とその影響

川田翔平 アクセス  

引用:ニュース1

 アメリカ連邦準備制度(Fed)は、インフレ抑制と堅実な経済成長の両立に成功したとの見方が広がっている。

JPモルガンが発表した第3四半期の好調な決算を受け、アメリカの主要金融機関は力強い成績を示し、アメリカ経済が安定した成長を遂げていることが明らかになった。

■「物価安定と経済成長、両立達成か」 

13日、金融投資業界の報告によると、JPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴ、ブラックロックなどアメリカの主要銀行が、11日(現地時間)に第3四半期の決算を発表した。金利引き下げで収益が減少する予想に反し、これらのグローバル銀行は好調な結果を出した。

JPモルガンは売上高427億ドル(約6兆3919億円)、EPS 4.37ドル(約650円)を記録し、予想を上回る驚きの決算を発表した。金融情報会社ファクトセットが予想していた売上高414億3000万ドル(約6兆2030億円)、EPS 3.99ドル(約597円)を上回った。

さらに、年間業績見通しも上方修正され、JPモルガンのCFO、ジェレミー・バーナム氏は「この結果はアメリカ経済が安定している証拠だ」とし、「現在のアメリカ経済は、どちらかに偏らず、絶好調にある」と分析した。この日、JPモルガンの株価は前日比4.44%上昇し、222.29ドル(約3万3270円)で取引を終えた。

アメリカ最大の資産運用会社ブラックロックは、第3四半期の好決算を発表し、株価は史上最高値の990.26ドル(約14万8217円)を記録した。売上高は52億ドル(約7783億円)、EPSは11.46ドル(約1715円)で市場予想(50億ドル/約7483億円、10.36ドル/約1550円)を上回り、運用資産(AUM)は11兆5000億ドル(約1721兆2680億円)、純流入額は過去最高の2210億ドル(約33兆782億円)に達した。

ウェルズ・ファーゴは売上高が予想を下回ったものの、EPSが予測を上回り、株価は大幅に上昇した。第3四半期の売上高は203億7000万ドル(約3兆482億円)で市場予想(204億ドル/約3兆517億円)を下回ったが、EPSは1.42ドル(約212円)で、予測の1.28ドル(約191円)を超えた。この結果、ウェルズ・ファーゴの株価は5.61%上昇し、60.99ドル(約9123円)を記録した。

ウォール街では「アメリカ経済が景気後退を回避しつつ、インフレを抑制することに成功した」との見方が広まった。金融メディア「バロンズ」は、「低金利は思ったほど深刻な影響を及ぼしていない」と指摘し、「消費者の財政健全性と企業の活動を示す銀行の結果は、消費者が引き続き支出し、大企業が再び大規模取引に前向きであることを反映している」と述べた。

■「依然としてリスクは残る」 

専門家たちは、消費者の支出や融資の需要においてリスクが依然として存在していることを強調している。

ウォール・ストリート・ジャーナルのテリス・デモ氏は、「今回の決算から、カード支出の増加が鈍化し、カード支払いが遅れる傾向が増えている」とし、「JPモルガンはこれをエンデミック後の反動と説明しているが、小売支出の減少は見逃せない」と指摘した。

バロンズのレベッカ・ウンガリノ氏も、「今回の決算発表は、アメリカ経済が高金利から少しずつ解放されつつある現実を映し出しているが、融資の需要はまだ低調だ」と述べ、「金利が高い中で、消費者は新たな融資を避けており、連邦準備制度の金利引き下げのサインを待っている状況だ」と警告している。

JPモルガンのジェイミー・ダイモンCEOは、「アメリカ経済は依然として堅調だが、内外のリスクが悪化することが懸念される」と述べ、「地政学的リスクが高まる一方で、大規模な財政赤字やインフラ整備の必要性、貿易の再編、世界的な軍備拡張などの課題が依然として山積だ」と語った。

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