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「定職についてなくて…」貧困を理由に5,000円相当の牛肉を盗んだ母親、警察も情状酌量

佐藤美穂 アクセス  

引用:Shutterstock*この画像は記事の内容と一切関係ありません

物価高が続く中、生計型犯罪が急増

生活苦に悩まされていた50代の女性が子どもに食べさせようと牛肉を盗み、警察に逮捕された。他にも物価上昇による影響を受け生活が困難になり、窃盗犯罪を犯す「生計型犯罪」が相次いでいる。

17日、警察によると、慶尚南道昌原市鎮海区(キョンサンナム道チャンウォン市チネ区)に住む50代の女性が昨年11月、あるスーパーで5万ウォン(約5,082円)相当の牛肉を盗み、逮捕された。

女性は取り調べで「定職に就いておらず、生活に困っている」とし、「がん治療中の子どもに食べさせるため肉を盗んだ」と供述した。

警察は被害弁償を尽くしたことを考慮し、女性を即決裁判制度を用いて減刑処分とした。

1月には、昌原市鎮海区(チャンウォン市チネ区)のあるマンションの廊下で衣類などが入ったバッグ3つを持ち去った70代の女性が書類送検された。

女性は「捨てられたものだと思い、売って生活費にしようとした」と話した。警察はこの女性も前科がなく、犯行を反省している点を考慮し、減刑処分とした。

物価高と景気の後退で庶民の生活が苦しくなり、生活苦による犯罪が増加傾向にある。

昨年、国会行政安全委員会のイ・ソンマン議員(無所属)が警察庁から入手した資料によると、10万ウォン(約1万円)以下の少額窃盗事件の件数は、2018年の約3万件から2022年には約8万件に増加し、ほぼ3倍になった。

佐藤美穂
editor@kangnamtimes.com

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