メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

【韓国経済危機】働く人がいない未来…韓国経済、少子高齢化と生産性低迷で構造崩壊の危機!

望月博樹 アクセス  

全要素生産性の鈍化と生産年齢人口の急減が複合的に作用…マイナス成長の可能性も

韓国経済の潜在成長力が2040年代に0%台まで低下する可能性があるという韓国開発研究院(KDI)の分析が発表された。

特に技術進歩の鈍化と人口構造の変化が絡み合い、2047年頃には経済が衰退する局面に入る可能性があるとの警告も出された。韓国開発研究院はこれを防ぐため、経済構造の改革と労働供給の拡大を同時に進めるべきだと強調した。

引用:Shutterstock
引用:Shutterstock

今月8日、韓国開発研究院が発表した「潜在成長率の展望と政策的示唆」という報告書によると、「現状の全要素生産性(TFP)を維持する場合、2041〜2050年の潜在成長率は0.1%にとどまり、2047年頃にはマイナスに転じる可能性がある」と指摘した。

全要素生産性の鈍化が成長率低下…基準シナリオでも「成長停滞」

潜在成長率とは、物価上昇を伴わずに国が達成できる最大の経済成長率を指し、労働・資本投入と全要素生産性(TFP)の合計で算出される。

今回の分析で韓国開発研究院は、過去10年間(2015〜2024年)の全要素生産性の増加率が0.6%にとどまったことを基準シナリオとして設定した。さらに、全要素生産性が0.9%まで回復する「楽観的なシナリオ」と、0.3%まで低下する「悲観的なシナリオ」も併せて提示した。

基準シナリオによると、潜在成長率は2025〜2030年に1.5%、2031〜2040年に0.7%、2041〜2050年には0.1%まで低下する見通しだ。悲観的なシナリオでは2025〜2030年に1.2%、2031〜2040年に0.4%、2041〜2050年には–0.3%とマイナス成長に転じる。楽観的なシナリオでも2041〜2050年の成長率は0.5%にとどまる。

これは韓国開発研究院が2022年に発表した潜在成長率の予測(2031〜2040年に1.3%、2041〜2050年に0.7%)を大幅に下回る数値だ。報告書は「全要素生産性の鈍化が長期化すると、資本収益率が低下し、資本投入も減少する構造的な悪循環に陥る可能性がある」と指摘している。

生産年齢人口、2050年までに850万人減少…高齢化で生産性低下

潜在成長率が低下するもう一つの主要因は人口構造の変化だ。報告書によると、生産年齢人口は2019年の3,763万人をピークに減少し始め、2021〜2030年の間に320万人、2031〜2040年に510万人、2041〜2050年に460万人程度減少する見込みだ。

この期間、生産年齢人口の割合は2024年の69.5%から2050年には51.9%まで低下する一方、高齢人口の割合は20.3%から40.1%に上昇すると予測されている。

引用:Shutterstock
引用:Shutterstock

高齢化は単に労働供給の減少にとどまらず、経済全体の革新能力や生産性にも悪影響を及ぼす。韓国開発研究院のキム・ジヨン展望総括は「若年層ほど技術の受容性と創造的な思考能力が高い」とし、「若年層の割合が減少すれば、新技術の普及や新しい産業の創出が鈍化する可能性がある」と指摘した。

「労働市場の柔軟化と生産性向上を並行して進めるべき」…人材確保策も必要

韓国開発研究院は、潜在成長率の回復には、全要素生産性の向上、労働供給の拡大、資本効率の改善を総合的に進める必要があると強調した。特に競争を制限する規制の改善、参入障壁の緩和、年功序列型賃金体系の見直し、正社員の過度な保護の解消などが解決すべき課題として挙げられた。

報告書は「生産性の高い革新企業が新しい市場を開拓できる環境を整え、労働市場の柔軟性を高めて資源を効率的に再配分する必要がある」と説明した。そして、労働供給の面では女性、高齢者、外国人労働力の活用拡大も並行して進めるべきだと強調した。

「出産・育児期に就業が中断される女性の労働参加率を高めるには、柔軟な勤務制度や保育インフラの拡充が必要であり、健康な高齢者の再雇用と外国人労働者の受け入れも体系的に整備すべきだ」というのが報告書の結論だ。

望月博樹
CP-2023-0364@fastviewkorea.com

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • 【医療革命】セルフ注射できる“抗癌剤”、“経口肥満薬”がFDA承認待ち!
  • 「サムスン震撼」アップルが放つ“1万円ヒンジの刃”…折りたたみiPhoneが価格の常識を折る!
  • 「親を踏んで感謝を学べ?」…中国高校の“人間橋教育”に世界が凍りついた!
  • 【奇跡】ノートPCが弾丸を止めた!…ブラジル銃撃で中国人実業家が命拾い
  • 【禁断の家族史】金正恩の母コ・ヨンヒ、その“在日ルーツ”が示す北朝鮮最高権力の影
  • 「まともな人だけ来てほしい」…最新調査で見えたアメリカ人の“選別的な寛容さ”

こんな記事も読まれています

  • 「中国では100万円安い!?」…世界がざわついた“日本ブランドSUV”の正体とは
  • 3.9秒で駆け抜ける巨体!…ベンツの血統とBYDの技術が融合した「デンザN8L」の衝撃
  • 【価格革命】マツダ「CX-70 PHEV」1万ドル値下げ…トヨタ・ホンダに挑む“コストパフォーマンス逆襲”
  • “動く彫刻”が示す新たなラグジュアリーの形…メルセデス・ベンツ「ビジョン・アイコニック」公開!
  • 「50年前、私が盗んだ」良心の告白で古代ギリシャ遺物が帰還した事件の全貌
  • 【宇宙人の手?】悪臭と昆虫誘引で拡散…第一次世界大戦で持ち込まれた“タコスッポンタケ”が英国で発見!
  • 【衝撃】運動後の意外な副作用!“口内の金属味”から“肛門出血”まで…体が知らせてくれる7つのサインとは
  • 【海の危機】地球温暖化で“サンゴ礁”消失寸前…生態系全体の“連鎖崩壊”も

こんな記事も読まれています

  • 「中国では100万円安い!?」…世界がざわついた“日本ブランドSUV”の正体とは
  • 3.9秒で駆け抜ける巨体!…ベンツの血統とBYDの技術が融合した「デンザN8L」の衝撃
  • 【価格革命】マツダ「CX-70 PHEV」1万ドル値下げ…トヨタ・ホンダに挑む“コストパフォーマンス逆襲”
  • “動く彫刻”が示す新たなラグジュアリーの形…メルセデス・ベンツ「ビジョン・アイコニック」公開!
  • 「50年前、私が盗んだ」良心の告白で古代ギリシャ遺物が帰還した事件の全貌
  • 【宇宙人の手?】悪臭と昆虫誘引で拡散…第一次世界大戦で持ち込まれた“タコスッポンタケ”が英国で発見!
  • 【衝撃】運動後の意外な副作用!“口内の金属味”から“肛門出血”まで…体が知らせてくれる7つのサインとは
  • 【海の危機】地球温暖化で“サンゴ礁”消失寸前…生態系全体の“連鎖崩壊”も

おすすめニュース

  • 1
    「大谷も小心者だったのか…」→ “野球史上最も偉大な試合”で答えた!これがスーパースターの会話術だ

    フォトニュース 

  • 2
    「味が違う…」気づかなければ命を落としていた…同僚のコーヒーに“殺虫剤”を入れた看護助手の末路

    トレンド 

  • 3
    「前科者でも働ける社会を」中国の大手スーパーが“前科者採用枠”を設置、30人雇用で世論が真っ二つに

    トレンド 

  • 4
    「こんな試合、二度とあってはならない!」大谷翔平、“6回10K無失点+3発”の狂気的な活躍でWS進出を決定づける

    フォトニュース 

  • 5
    「ありえない!ありえない!」大谷翔平が“登板中に3発”!MLB史上初の“狂気的偉業”にキム・ビョンヒョン氏絶句

    スポーツ 

話題

  • 1
    「人間の姿をした悪魔...」妊婦誘拐&臓器摘出の首領逮捕!米メキシコ合同作戦で“恐怖のカルテル”壊滅

    トレンド 

  • 2
    【世界初 】AI「ディエラ」がアルバニア政府の大臣に就任!“腐敗ゼロ”目指す、国家規模の大胆実験

    トレンド 

  • 3
    「iPhone大量盗難の闇」...ロンドンで“携帯8万台”盗難、組織化進む犯罪と警察の苦戦

    トレンド 

  • 4
    「休み明けのだるさが消えない?」回復しない疲労は“慢性疲労症候群”かも

    ライフスタイル 

  • 5
    「突然のストレスで頭が膨らむような感覚」?“自律神経乱れ”で起こる体の異変に要注意

    ライフスタイル 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]