「格安航空会社、2026年からスタンディング席導入検討」

早ければ来年にも、立ったまま搭乗する航空機座席が導入されるとの見方が出ている。
英デイリー・エクスプレスなどは21日(現地時間)、航空機のスタンディング席が最近安全性テストを通過したことを受け、格安航空会社が2026年から導入する可能性があると報じた。
フォロワー280万人を抱える経済産業情報のインスタグラムアカウント「アントレプレナーシップ・クォート(@entrepreneurshipquote)」も、航空機のスタンディング席の導入が近づいているとのニュースを共有した。
報道によると、複数の格安航空会社が運賃削減の一環として来年からスタンディング席の導入を検討しているという。
立ち席は自転車のサドルのようにパッド付きの形状で、座る代わりに寄りかかることができ、航空機の乗客収容数を最大20%増やすことができる。
航空業界は国際安全基準を順守し、2時間未満の特定の短距離路線にのみスタンディング席の導入を検討している。
ただし、現時点で導入を正式に決定した航空会社はない。
イタリアの製造会社アビオインテリアスは2018年に航空機用立ち席「スカイライダー2.0」を発表した。
欧州の代表的な格安航空会社ライアンエアーのマイケル・オリアリー最高経営責任者(CEO)は2012年からスタンディング席の導入を支持してきた。
航空機のスタンディング席について、海外のネットユーザーの間では「開発者が乗ればいい」、「非人道的だ」といった否定的な反応がある一方、航空券の価格引き下げへの期待など肯定的な意見もあり、賛否が分かれている。