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2025年06月07日土曜日
ホームニュースIT・テックAirPods拾っただけで犯罪者に!?韓国でAirPods巡るトラブルが続出中...アップル「探す」機能が仇になったか

AirPods拾っただけで犯罪者に!?韓国でAirPods巡るトラブルが続出中…アップル「探す」機能が仇になったか

引用:Shutterstock*この画像は記事の内容と一切関係ありません
引用:Shutterstock*この画像は記事の内容と一切関係ありません

AppleがiPhoneなどのモバイル機器に「位置追跡機能」を導入して以降、窃盗や横領事件が急増している。これまで紛失や盗難が多かったワイヤレスイヤホン「AirPods」も追跡が可能になったことで、軽い気持ちで拾得し刑事処罰を受けるケースが増えている。

30日、ソウル・恵化(ヘファ)警察署によると、4月以降の約2か月間にAirPodsの窃盗・横領容疑で拾得者が告訴された件数は計9件に上るという。以前は、このようなAirPodsに関する告訴は事実上ゼロだった。

警察は、告訴件数が急増した背景として、Appleが韓国で4月に導入した位置追跡機能「探す(Find My)」の影響を挙げている。iPhone、iPad、AirPodsなどのApple製品が同一アカウントで連携されている場合、リアルタイムで現在位置を確認できる。バッテリーが切れている場合は、最後にオンラインだった位置が表示される仕組みだ。

さらに、追跡対象までの経路も詳細にナビゲートされ、「すぐ近くにあります」といった音声案内も流れる。従来はBluetoothによる近距離(約5〜10メートル)通信のみでの探索に限られていたため、AirPodsを紛失しても見つけ出すのは難しかった。

AirPodsを道端で拾った大学生Aは、遺失物横領の疑いで略式起訴された。「交番に届けるつもりだった」と主張したが、法的な責任は免れなかった。

警察関係者は「大学周辺の図書館や食堂などで、軽い気持ちでAirPodsを拾って刑事告訴に発展する事例が増えている」とし、「そもそも他人の物に手を出さないことが最善の予防策だ」と警鐘を鳴らしている。

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