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2か月続いた中国レアアース”禁輸”がスイス合意1か月後に急転換!17種類の希少金属めぐる米中駆け引きの勝者はどちらだ?

川田翔平 アクセス  

引用:Depositphotos

世界のレアアース生産の約70%を占める中国が今月、米国との首脳通話後、約2か月間続いたレアアース輸出制限を一部解除すると発表した。また、両国は先月のスイスでの会合から約1か月ぶりに再び英国で会い、貿易対話を継続する予定だ。

8日付の中国紙チャイナデイリーによると、中国商務部は前日、ウェブサイトを通じて関係当局に提出されたレアアース輸出申請のうち、複数件を承認したと発表したという。商務部は「レアアース関連の品目は軍民両用の特性を持ち、その輸出管理を実施することは国際的に通用する方法だ」とし、「中国は関連国との輸出管理に関するコミュニケーションと対話を強化し、法規に基づく貿易を促進する意向がある」と述べた。

CNBCなど米メディアは6日(現地時間)、中国政府が米自動車大手ゼネラルモーターズ(GM)やフォード、多国籍自動車製造会社ステランティスへのレアアース輸出を6か月間暫定的に許可したと報じた。在中国米国商工会議所と在中国欧州連合(EU)商工会議所は6日の発表で、中国政府が最近数日間でより多くの輸出許可証を発行したと明らかにした。

自然界にごくまれに存在する17種類の金属元素であるレアアースは、生産過程で大規模な電力を必要とし、環境破壊が避けられない。そのため、開発途上国も先進国も容易に開発できない状況にあり、中国はこの隙間を突いて生産能力を高めてきた。米地質調査所(USGS)によると、昨年の世界のレアアース生産量の69.77%が中国産だったという。今年、米国のドナルド・トランプ大統領との関税戦争を再開した中国は、4月4日にレアアース7種の輸出に許可制度を導入し、輸出管理に乗り出した。

先月10~11日、何立峰副首相率いる中国交渉団は、スイス・ジュネーブで米国代表団と会談し、90日間の報復関税率の大幅引き下げ(115ポイント)など画期的な貿易合意に達した。しかし、中国はその後もレアアース輸出を緩和せず、トランプ大統領との対立が続いていた。これを受け、トランプ大統領は5日、中国の習近平国家主席と今年の大統領就任以来初めて直接電話会談を行った。トランプ大統領は会談後、習主席がレアアースの対米輸出再開に同意したかという現地メディアの質問に「そうだ」と答えた。

両国は今月も引き続き貿易摩擦緩和に向けた接触を続ける予定だ。中国外交部の報道官は7日の発表で、何副首相が「英政府の招待により、8日から13日まで英国を訪問し、その期間に米国との米中経済・貿易協議メカニズムの初会合を開く」と明らかにした。

トランプ大統領は6日、ソーシャルメディア「トゥルースソーシャル」を通じて、米国のスコット・ベッセント財務長官、ハワード・ラトニック商務長官、ジェミソン・グリア通商代表部(USTR)代表が英国・ロンドンでの会談で中国代表団と貿易合意について協議する計画だと発表した。

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