メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

「史上最大規模」のブラックホール衝突が観測!太陽質量265倍、“相対性理論の限界”に迫る超大質量ブラックホール誕生の一部始終

望月博樹 アクセス  

引用:LIGO研究所
引用:LIGO研究所

宇宙史上最大級のブラックホール衝突が、ついに地球でとらえられた。英バーミンガム大学のグレゴリオ・カルーロ教授率いる研究チームは、日米欧の重力波観測ネットワーク「LIGO-Virgo-KAGRA(LVK)」が、重力波観測史上で最も巨大なブラックホールの合体を検出したと発表した。観測は2023年11月23日、アメリカ・ワシントン州とルイジアナ州に設置された2カ所のLIGO(米国のレーザー干渉型重力波観測所)で同時に行われた。

この衝突は、地球からおよそ100億光年離れた深宇宙で発生。太陽の137倍と103倍という超大質量ブラックホール同士が激しく回転しながら接近し、最終的に衝突。衝突の衝撃で発生した微細な重力波が地球に届き、検出された。このとき発生したリングダウン現象(ブラックホールが1つに合体する直前の振動)も精密に記録されている。

衝突によって誕生したブラックホールの質量は、太陽の265倍に達する。これはこれまで観測された重力波イベントの中でも群を抜く巨大合体であり、従来の観測例(多くは太陽質量の30〜80倍程度)とは桁違いのスケールとなった。物理学者たちは、このような高質量ブラックホール同士の衝突自体が非常に稀であり、観測自体が極めて貴重なものだと口を揃える。

今回の観測で得られた重力波の波形は極めて複雑で、合体したブラックホールは過去に他のブラックホール同士の合体を経た「階層的ブラックホール」である可能性も示唆されている。LVKのマーク・ハナム教授(カーディフ大学)は「これまでに見た中で最も極端な例」と述べ、チャーリー・ホイ教授(ポーツマス大学)は「一般相対性理論が許容する回転速度の限界に迫るブラックホールで、理論モデルの構築にも大きなヒントになる」と語った。グレゴリオ・カルーロ教授は「この信号の全貌を理解するには数年を要するだろう。だが、これはまさに重力波研究の新時代の幕開けだ」として、興奮を隠さなかった。

望月博樹
CP-2023-0364@fastviewkorea.com

コメント0

300

コメント0

[トレンド] ランキング

  • 英30歳、妻5人に子14人!“異次元ファミリー”の実態にネット大論争
  • 火星は“熱帯惑星”だった?激しい豪雨が降り注いだ証拠をNASA探査機が発見!
  • 「あなた、隣の女性のところへ行ってきて」夫レンタルが大人気に…その‟理由”とは?
  • 全国を回りホームレスに『ナイフと酒』を配るインフルエンサー…「生きていくためだ!」
  • “むっとした臭い”のする温水浴槽に入った後に死亡…70代女性の家族旅行中に何が起きたのか
  • 「相手が関係を望んだ」12歳少女に手を出した“弁護士”の言い分

こんな記事も読まれています

  • トヨタ中国EV戦略が結実、bZ3Xが外資EV販売1位に
  • クーラント交換時期を間違えると何が起きるのか、エンジンに忍び寄る危険
  • 関税逆風でも止まらない、トヨタ世界1000万台独走
  • 「前より走らない」と感じたら読むべき出力低下の全パターン
  • 生まれたばかりの子犬を一晩中見守った“ナース犬”の優しさに世界が涙
  • 英30歳、妻5人に子14人!“異次元ファミリー”の実態にネット大論争
  • 火星は“熱帯惑星”だった?激しい豪雨が降り注いだ証拠をNASA探査機が発見!
  • 「あなた、隣の女性のところへ行ってきて」夫レンタルが大人気に…その‟理由”とは?

こんな記事も読まれています

  • トヨタ中国EV戦略が結実、bZ3Xが外資EV販売1位に
  • クーラント交換時期を間違えると何が起きるのか、エンジンに忍び寄る危険
  • 関税逆風でも止まらない、トヨタ世界1000万台独走
  • 「前より走らない」と感じたら読むべき出力低下の全パターン
  • 生まれたばかりの子犬を一晩中見守った“ナース犬”の優しさに世界が涙
  • 英30歳、妻5人に子14人!“異次元ファミリー”の実態にネット大論争
  • 火星は“熱帯惑星”だった?激しい豪雨が降り注いだ証拠をNASA探査機が発見!
  • 「あなた、隣の女性のところへ行ってきて」夫レンタルが大人気に…その‟理由”とは?

おすすめニュース

  • 1
    SNSを使うほど集中力が落ちる、子ども8,300人追跡で見えた危険

    ライフスタイル 

  • 2
    「誰にも気づかれずに殺される」...冷戦時代の暗殺者たちが実際に使用した、音なき“暗殺兵器”!

    フォトニュース 

  • 3
    SNSが生んだ“いかれた育児”…「いいね」欲しさに生きた息子を真空パック、掃除機で吸引し公憤拡大

    フォトニュース 

  • 4
    「もはや呼吸が命がけ」世界最悪レベルに達したインド首都圏“有毒ガス都市”の現実

    フォトニュース 

  • 5
    「子ども197人の運命は?」希少がん遺伝子が“精子提供”で14か国へ拡散!一部はすでにがんで死亡

    ニュース 

話題

  • 1
    【また撃破】プーチン大統領の「報復」警告も...ウクライナ、ロシア港向けタンカーに3度目の攻撃!

    ニュース 

  • 2
    「人生で勝ちたいか?ならば朝早く起きろ」心理学者が語る“起床の秘密”

    フォトニュース 

  • 3
    【米欧激突】ロシア凍結資産31兆円、米企業の“金の卵”に?欧州は“融資枠構想”で反発!

    ニュース 

  • 4
    「トランプの真似か?」メキシコが自由貿易破壊の道を選択...非FTA国に「先関税・後協議」

    ニュース 

  • 5
    「領土譲渡は国民が決める!」ドンバスで撤収迫られるウクライナ、“自由経済区”設置で妥協模索

    ニュース 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]