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「交渉は茶番、米はまた空爆狙ってる」イラン、核交渉再開前に不信感あらわ!イスラエルとの密通も疑惑視

荒巻俊 アクセス  

引用:newsis
引用:newsis

イランは米国との核交渉再開に先立ち、信頼できないという立場をあからさまでに示し、さらに米国による追加の軍事行動の可能性にも言及している。

米メディア「アクシオス」によると、イラン側の核交渉担当であるカゼム・ガリババディ外務次官は23日(現地時間)、早期の交渉再開は歓迎すべきだとしながらも、会談が新たな軍事行動の口実とならないよう強調した。

ガリババディ次官は、先月、米国がイランとの次回会談の日程を決定すると同時に、イスラエルとの戦争計画の協議も行ったと主張した。制裁解除と追加制裁防止のための交渉が必要である一方、米国を信頼できないと述べた。

以前、米国のドナルド・トランプ大統領は核交渉の行き詰まりの中、イスラエルの空爆による紛争拡大を背景に、バンカーバスター(地中貫通爆弾)「GBU-57」を用いてイランの核施設を攻撃する秘密作戦を実行し、偽装用の追加爆撃機も動員していた。

ガリババディ次官は、過去の交渉において米国が頻繁に立場を変えたと指摘し、核交渉の停滞の責任はイラン側ではなく米国にあるとの見解を示した。米国が何度も態度を変え進展を妨げた上、その後イランに攻撃を加えたと主張した。

さらに、米国は常にイランに対して軍事作戦を行う意向を持っていると述べ、再び軍事行動が起こらない保証はないとした。交渉再開に先立ち、米国側から真摯な交渉姿勢が示されることを期待している。

報道によれば、米国はイランとの直接交渉を望んでいる。しかし、ガリババディ次官は、米国への信頼の欠如からまだ直接対話を行う段階ではなく、今後の対話は間接的な形式になると述べた。

一方、イランは最近、欧州主要3か国である英国、フランス、ドイツと核交渉を再開し合意に向かった。交渉は25日にトルコのイスタンブールで行われる。ガリババディ次官は、たとえ即座に合意に至らなくとも、今回の会議は重要だと強調した。

これは、米国と欧州3か国が8月末を交渉期限として、イランに対していわゆる「スナップバック(大規模制裁の再発動)」を迫る状況を踏まえた発言とみられる。ガリババディ次官は、その期限には柔軟性があるとの趣旨を示した。

米国と欧州3か国は、イランが自国の核施設に対する国際機関の査察を再開し、60%濃縮ウランを他国へ移送することを望んでいる。しかし、こうした問題について議論するのはまだ時期尚早だとガリババディ次官は述べた。

さらに、今後、欧州とはスナップバックに関して、米国とはより広範な核問題について議論する必要があるとし、25日の会談前に欧州諸国が米国と事前に立場を調整すべきではないと述べた。そうしなければ交渉の意義が薄れるためだ。

荒巻俊
editor@kangnamtimes.com

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