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2025年07月28日月曜日
ホームニュース民間人含む11人死亡、24人負傷…タイ・カンボジア衝突で 国連事務総長が「最大限の自制」を強く要請

民間人含む11人死亡、24人負傷…タイ・カンボジア衝突で 国連事務総長が「最大限の自制」を強く要請

引用:ニューシス
引用:ニューシス

タイとカンボジアの国境地帯で武装衝突が激化し、少なくとも11人が死亡、24人が負傷する事態となった。国連のアントニオ・グテーレス事務総長は24日、両国に対して「最大限の自制」を強く要請した。

同日、国連のファルハン・ハク副報道官は定例会見で「事務総長は国境付近での軍事衝突に深い懸念を示しており、両国に対し対話と良好な隣国関係を通じた解決、そして恒久的な和平に向けた協力を呼びかけている」と述べた。

発端は24日に発生した小規模な軍事衝突とされるが、その後、両国軍の応酬が激化。タイのプームタム・ウェーチャヤチャイ副首相兼内務相(首相代行)によると、これまでに民間人10人と軍人1人が死亡、軍人4人を含む24人が負傷したという。

両国は互いに激しい非難を展開しており、カンボジアのフン・マネット首相は国連安全保障理事会に対し、緊急会合の開催を要請した。国際社会に調停を訴える姿勢が強まっている。

タイとカンボジアの国境では過去にも領有権をめぐる衝突が度々発生しており、今回の流血を伴う軍事衝突は再び地域情勢を不安定化させる恐れがある。国連を含む各国の外交的介入と早期の緊張緩和が求められている。

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