
米EV大手テスラの子会社であるロボタクシー事業部が、米テキサス州で配車サービスの運営許可を取得した。これにより、同社は州全域で完全自動運転によるライドシェア事業を展開できる道が開かれた。
テスラは9日(現地時間)、テキサス州で「運輸ネットワーク企業」として営業できる許可を取得したと発表。州ライセンス・規制局の公式サイトによれば、この許可によりテスラはウーバーやリフトと並び競合することが可能になる。
今回の許可はテスラにとってテキサス州初。イーロン・マスクCEOは、この進出が自動運転配車サービス実現への重要なステップであり、2025年末までに米国人口の半数にサービスを提供できると見込む。
一方、ウーバーのダラ・コスロシャヒCEOは「市場は十分に広く、複数の企業が成功できる」と述べ、テスラの参入を歓迎。独占の可能性を否定した。
テスラの自動運転配車サービスは、すでに6月末からテキサス州オースティンで稼働。必要に応じて介入できる人間の安全監視員が同乗し、車両には「モデルY」が使用されている。全車両が最新の部分自動運転システムを搭載し、運営センターのスタッフによる遠隔監視下にある。
株価は2.29%上昇し、329.65ドル(約4万8,638円)で取引を終えた。
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