
インドで聴覚障害を持つ女性が集団で性的な被害に遭い、20代の男2人が警察に逮捕された。
SNS上には、必死に逃げる女性を男たちがバイクで追いかける監視カメラ映像が拡散し、強い怒りを呼んでいる。
13日(現地時間)、『タイムズ・オブ・インディア』や『ヒンドゥスタン・タイムズ』によると、インド北部ウッタル・プラデーシュ州の警察は、聴覚障害のある20代女性に性的な暴行を加えた疑いで20代の男2人を逮捕した。
報道によれば、2人は11日夜、バルラムプール地域で祖父母の家を訪ねた帰り道の女性を無理やり連れ去り、人里離れた畑で不適切な行為を行った疑いが持たれている。
女性が夜遅くになっても帰宅しないことから家族が捜索に乗り出し、現場で意識を失って倒れている女性を発見。病院に搬送された女性は強いトラウマを訴えており、警察の調べには手話で応じているという。
現地メディアによると、女性は聴覚障害のため「助けて」と叫ぶことも悲鳴を上げることもできなかった。
SNSで拡散した14秒の映像には、深夜の畑を女性が必死に走り逃げ、加害者の男たちがバイクで追いかける様子が映されている。
恐怖がそのまま記録された映像は市民社会や政界にも衝撃を与えた。野党サマジワディ党のアクヒレシュ・ヤーダヴ代表は自身のSNSに映像を投稿し、「法と秩序を守るべき人々はこの映像を見て何も言えないのか。被害者に可能な限りの支援を提供し、加害者には最も厳しい処罰を下すべきだ」と訴えた。
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