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【認知症治療】米研究チームが発見、ビタミンB3と緑茶成分が脳の浄化機能を回復

望月博樹 アクセス  

引用:GettyImageBank*この画像は記事の内容と一切関係ありません
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アメリカの研究チームが、脳細胞の老化を逆転させ、有害なタンパク質の蓄積を減少させる可能性のある天然成分を特定したと、8月19日(現地時間)にインディペンデントが報じた。

同メディアが引用した学術誌「ジェロサイエンス」によれば、ビタミンB3の一種であるニコチンアミドと、緑茶に含まれる抗酸化物質「エピガロカテキンガレート」(EGCG)が、脳細胞のエネルギー生産を回復させる上で重要な役割を果たすことが分かった。

研究チームは、アルツハイマー症状を示す高齢マウスの神経細胞にこれらの成分を投与したところ、老化による機能低下が回復し、さらにアルツハイマー病の特徴であるアミロイドタンパク質の除去能力も改善したと発表した。

研究を主導したグレゴリー・ブリュワー博士は、「加齢に伴い脳のエネルギーが低下し、不要なタンパク質や損傷した成分を除去する機能が弱まる」と説明し、「エネルギーを回復させることで、神経細胞がこの重要な浄化機能を取り戻すことができる」と述べた。

実験では、研究チームが神経細胞のエネルギー代謝過程において重要なグアノシン三リン酸(GTP)分子を追跡した。老化した細胞では、特にミトコンドリアでGTPレベルが急激に低下し、細胞内の浄化過程である「オートファジー」が適切に機能していないことが判明した。しかし、ニコチンアミドとEGCGを1日だけ投与しただけで、GTP値は若い細胞のレベルまで回復した。

研究チームは、「加齢およびアルツハイマー病によるGTPエネルギー不足が、オートファジー機能の低下につながる」と指摘し、「今回の研究は、GTPが脳機能維持に不可欠な、これまで見過ごされてきた重要なエネルギー源であることを示している」と説明した。

さらに、これら2つの成分は、細胞のエネルギー代謝効率を高め、アミロイドベータタンパク質の除去能力も強化することが分かった。ブリュワー博士は、「既にサプリメントとして市販されている成分によって脳のエネルギーシステムを補充できれば、加齢による認知機能低下やアルツハイマー病の治療に新たな可能性が開けるだろう」と述べた。

ただし、研究チームは、経口摂取時にニコチンアミドが血中で容易に不活性化されるという既存の研究結果を挙げ、実際の治療薬として活用するための最適な投与方法を見つけるには、更なる研究が必要だと付け加えた。

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