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【衝撃】木星オーロラから“異次元のプラズマ波”発見!「地球では見られない波」で太陽系外惑星研究に革命の兆し

織田昌大 アクセス  

木星で観測された「異星のオーロラ」から、これまで未知であった新たなプラズマ波が発見され注目を集めていると、宇宙科学メディア「Space.com」が25日(現地時間)に報じた。 米ミネソタ大学の研究チームは、NASAのジュノー探査機が収集した観測データを通じて、この現象を確認した。

引用:NASA・SWRI・JPL-Caltech・SwRI・V. Hue・GR Gladstone・B. Bonfond
引用:NASA・SWRI・JPL-Caltech・SwRI・V. Hue・GR Gladstone・B. Bonfond

この発見は、地球以外の惑星におけるオーロラ及び惑星磁場の特性解明への重要な手がかりになることが期待されている。本研究は先月、国際学術誌「フィジカル・レビュー・レターズ(Physical Review Letters・PRL)」に掲載された。

オーロラは、惑星の磁場に引き寄せられた荷電粒子が大気と衝突することで発生する。地球では、その結果、夜空に緑や青の帯状の美しいオーロラが現れる。木星のオーロラははるかに強力であるが、紫外線や赤外線を検知する装置がなければ、肉眼では確認できない。

木星のオーロラは、2016年から木星軌道を周回しているジュノー探査機によって観測に成功した。ジュノーには、プラズマ中の荷電粒子が木星の磁場と相互作用する際に発生する電磁信号を検知できる「Waves」装置が搭載されている。

引用:NASA・ESA・CSA・Jonathan Nichols(英レスター大学)・Mahdi Zamani(ESA/Webb)
引用:NASA・ESA・CSA・Jonathan Nichols(英レスター大学)・Mahdi Zamani(ESA/Webb)

これまでにもジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡によって木星の赤外線オーロラ画像が撮影されたことはあった。しかし、今回、研究チームはジュノーが木星の極地方に接近したことで、これまで得られなかったプラズマ・データを入手できたと述べている。

イオンと電子からなる超高温の状態の物質、すなわちプラズマは、磁性を帯びた惑星周辺の空間に広く分布している。研究結果によれば、プラズマは流体のように振る舞う一方で、磁場にも強く反応するという。太陽系で最強の磁場を有する木星周辺において、プラズマが地球では観測されない方法で作用していることが明らかになった。

分析の結果、木星の極地方におけるプラズマは密度が非常に低い一方、磁場は極めて強力であり、そのためプラズマは巨大な磁場と結合し、地球で観測される波動とは異なる、異常に低い周波数のプラズマ波を生成していることが判明した。

また研究チームは、木星の磁場が地球の磁場とは異なる方法で荷電粒子を誘導していることを発見した。地球では、オーロラは通常、極地方を中心に環状の帯を形成するが、木星では、粒子が極冠(polar cap)に直接流入し、より集中し無秩序なオーロラを生み出している。

研究チームは、こうした現象が太陽系の外縁部に位置する惑星や、他の恒星を周回する巨大な系外惑星においても一般的に発生し得ると推測している。また、強力な磁場を有する恒星においても同様のプラズマ波が存在する可能性が示唆される。

今後、研究チームはジュノーが木星軌道を継続的に周回する中で収集するデータの解析を進める計画である。探査機が木星を周回するたびに、極限環境下におけるプラズマの挙動について、さらに多くの知見が得られる可能性がある。また、我々の惑星を含む惑星群が、恒星から絶え間なく放出される放射線の嵐からどのように保護されているのかを解明できるかもしれない。

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