
【引用:レクサス】一時は生産終了も噂されたレクサスのDセグメントセダン「IS」が、3度目のマイナーチェンジを迎えた。レクサスグローバルは10日(現地時間)、新型ISの改良モデルを公開。2013年の登場以来、2017年、2020年と改良を重ねてきたが、今回の変更は最後のマイナーチェンジとなる可能性が高い。

【引用:レクサス】背景には、次世代の純電気セダン開発が遅れているとの見方もある。しかしISはその存在感を失っておらず、大胆なデザイン刷新と新パワートレインの導入により、電動化時代の中でもブランドの核を示している。フロントは大型化したスピンドルグリルと鋭いヘッドライトが低重心フォルムを際立たせ、リアは一文字LEDとシグネチャーランプを組み合わせた新デザインを採用。サイドはロングノーズ・ショートデッキのプロポーションを継承し、スポーツセダンらしい鋭さを強調している。

【引用:レクサス】足まわりでは19インチホイールが標準化され、テールゲートのレタリングも存在感を増した。オプションでは赤いブレーキキャリパーを選択できる。インテリアでは従来のCDプレーヤーやアナログ時計を廃止し、新たに空調用トグルスイッチを採用。竹繊維を取り入れたアクセントやレッドカラーの内装により、スポーティさと上質さを融合させている。また最新の「セーフティシステム+」を初搭載し、高速道路でのハンズオフ走行を可能とするなどADASも進化した。

【引用:レクサス】走行性能の改良も抜かりはない。ラックパラレル式電動パワーステアリングの採用によりステアリング応答性を高め、サスペンションにはリニアソレノイド式AVSを導入。これにより滑らかな減衰力制御と高い安定性を両立させている。匠の技術が光る仕上がりで、ドライバーに一体感のある走りを提供する。

【引用:レクサス】パワートレインの詳細は未公表だが、現行同様にIS 300h(217ps)とIS 350(314ps)が継続される見込み。さらに北米で根強い人気を持つ5.0L V8搭載の「IS 500」が、特別仕様モデルとして復活を目指している。電動化の流れの中でも、レクサスISは最後までスポーツセダンの矜持を示し続けている。
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