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ボルボ、米国で1,355台リコール…シートベルト欠陥で「安全の象徴」に試練

山田雅彦 アクセス  

「安全」という価値に誰よりも真摯な…
計1,355台が米国でリコール対象
ボルボの事態が示すメッセージ

引用:Volvo
引用:Volvo

3点式シートベルトを発明し、自動車安全の歴史に新たな1ページを刻んだボルボで、最も基本的な安全装置に重大な欠陥が報告された。「安全」を何よりも重視してきたボルボにとって、今回のリコール問題は皮肉な事態だ。多くの人々に信頼の象徴と見なされてきたボルボが、この難局をどう乗り越えるか注目を集めている。

米国道路交通安全局(NHTSA)に届け出られたリコールは、2026年モデルのボルボXC60、XC90、V60クロスカントリー(CC)、V90CCの計1,355台が対象となる。シートベルトリトラクターに欠陥が確認され、衝突時に肩ベルトが制御不能状態で緩む恐れがある。これにより、乗員を適切に拘束できず重傷リスクが高まる可能性がある。具体的には、2025年6月18日から7月2日までに製造されたXC90が407台、6月23日から7月9日までのXC60が914台、6月19日から7月10日までのV90CCが16台、7月2日から4日までのV60CCが18台とされている。

引用:Volvo
引用:Volvo

今回のシートベルトの欠陥は、ボルボ自体の設計問題ではなく、米国市場向け部品の製造過程で発生したことが判明した。ボルボは、特定部品の製造工程においてねじり棒が損傷した可能性を原因と指摘している。幸いにも、これに関連する負傷報告はまだなく、問題が早期に発見され予防的措置としてリコールに至った。

対象車両の所有者には10月30日からリコール通知が発送され、米国のボルボディーラーでは欠陥の可能性があるフロントシートベルトを無償で交換する。ボルボは今回のリコールを通じて、安全への揺るぎない姿勢を改めて示そうとしている。消費者は通知を受け取り次第、速やかに最寄りのサービスセンターを訪れ対応を受けることが求められる。

今回のリコールは、いかに安全を最優先する企業であっても、外部要因によって予期せぬ問題が発生し得ることを警告している。シートベルトのパイオニアであるボルボにとって、この事態は顧客との信頼関係を再構築する機会であり、サプライチェーン管理の重要性を再認識させる重大な出来事となるだろう。ボルボが米国でのリコールを通じて、安全に関する評判をいかに維持し、強化していくか、業界の注目が集まっている。

山田雅彦
yamadam@kangnamtimes.jp

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