
シンガポールのショッピングセンター「ファーイーストプラザ」で、男が4万ドル(約600万円)以上の価値がある中古ロレックスを盗んで逃走する事件が発生し、警察が捜査に乗り出した。
シンガポールメディア「AsiaOne(アジアワン)」の9月29日付報道によると、25日午後3時25分頃、男が中古時計店「HJラグジュアリー」に入り、「ロレックスGMTマスターIIを見せてほしい」と依頼したとニューシスが報じた。そして男は、腕に着けて試した後、そのまま逃走したという。
店舗スタッフのAさんは「男が時計を試着したいと言うので許可したが、ストラップを締めた途端に素早く走り去った」と説明した。
Aさんと店主は約150メートル追いかけたが、逃走を許した。
HJラグジュアリーの防犯カメラの映像には、マスク姿の男が店頭のショーケースを見回した後、店内に入る様子が映っていた。
Aさんは「防犯カメラの映像を見ると、この男はやや緊張した様子で周囲を何度も見回していた。今思えば、見覚えのある人物のようにも見える」と語った。
店舗側は今後、同様の事件を防ぐため複数のセキュリティ対策を講じる方針だと発表した。店内でのマスク着用を禁止するほか、2万ドル(約300万円)超の高級時計の閲覧・試着を希望する客には、事前に身分証明書の提示や所持品の預け入れを求めるという。また、顔をより鮮明に捉えることのできる防犯カメラを追加で設置することも計画していると伝えた。













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