四国のある温泉ホテルで女性浴場に男が無断侵入する事件が発生し、批判が殺到している。
被害女性がSNSに公開したこの事件は、温泉利用時の性別区分基準について熱い議論を巻き起こした。
16日(現地時間)香港メディア「HK01」は、ある女性が日本四国旅行中に温泉ホテルの女性浴場で経験した不快な出来事を「Threads」に投稿したと報じた。

投稿者は温泉を楽しんでいる最中、黒縁メガネをかけた怪しい人物が浴場に入ってきて、絶えず姿勢を変えながら周囲を見回す様子を目撃した。
彼女は、見た目がただ中性的な普通の女性だと思っていた。しかし、一緒にいた他の女性たちが相手に胸がなく、歩くたびにタオルで重要な部分を隠していることを指摘すると、疑いを抱くようになったという。
さらに様子を見た後、ホテルのスタッフに通報し、調査した結果、問題の人物が男であったことが確認された。
この男は「心は女だ」と主張した。
ホテル側はすぐに警察に通報し、警察は午前2時まで関係者の証言を聴取した。
ホテルのマネージャーは口頭で謝罪したが「全ての宿泊客を一人一人確認することは不可能で、やむを得なかった」と釈明した。
投稿者は「私を含む入浴客全員の裸が露出した」と述べ、他の女性客に注意を呼びかけた。
この投稿はSNSで急速に拡散し、ネットユーザーは激しい論争を展開した。
ネットユーザーの大半は「これは犯罪行為だ」「気持ち悪い」「恐ろしい」と男の行動を強く非難した。
一方で「身体的には男だが心は女」という主張をし、問題はないという反応もあった。

厚生労働省は温泉利用時に男女区分は身体的特徴(生物学的性別)に基づくべきだという公式通知を発表している。これは個人の性自認ではなく、公共秩序と道徳性の維持のためであり、自らを女性だと思っていても生物学的に男性である場合、女性用浴場の利用は禁じられている。
異性用の浴場への無断侵入は刑法上住居侵入罪に該当し、有罪判決が下されると最大3年以下の懲役または10万円以下の罰金刑に処される可能性がある。
軽犯罪法違反の場合、最大30日間の拘留または1,000円~10,000円の罰金が科される。
各県の迷惑防止条例違反の場合、最大6か月の懲役または最大50万円の罰金刑が課される可能性がある。
2023年11月、実際に三重県でも「心は女性」をだと主張し、女性専用浴場に無断侵入した43歳の男が現場で警察に逮捕された事例があった。

















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