
ロシアの野党指導者だったアレクセイ・ナワリヌイが設立した反汚職団体「反汚職基金(FBK)」が、ウラジーミル・プーチンロシア大統領がクリミア半島の黒海沿岸に約200億円相当の超高級宮殿を所有していると主張し、内部写真や平面図など関連資料を公開した。
ニューシスの報道によると、ナワリヌイはプーチン大統領がゲレンジークに超高級宮殿を所有しているという疑惑を提起するなど反プーチン活動を展開してきた人物で、「極端主義団体」運営などの容疑で禁錮19年を宣告され服役中、昨年2月シベリアの刑務所で死亡した。ナワリヌイが設立したFBKは2021年に極端主義団体に指定された。
反汚職基金は30日(現地時間)、ホームページに掲載した「プーチンの新しいクリミア宮殿」という投稿で、「完全な(full-fledged)宮殿だ。建設費用だけで100億ルーブル(約199億円)程度」とし、「オリガルヒと幽霊会社など資金調達方式がゲレンジーク宮殿と同一だ」と主張した。
さらに「インテリアデザイン文書にはロシア連邦警護庁(FSO)の要求事項を遵守しなければならないと明記されている」とし、「FSOは大統領しか警護しないため、オリガルヒの個人別荘という主張は当たらない」と述べた。反汚職基金は、施工会社もゲレンジーク宮殿などプーチン大統領の公式・非公式居住地を設計した会社だと指摘した。
反汚職基金によると、この宮殿は9000m²規模の本館と5000m²に及ぶゲストハウスと職員用建物、技術施設、ヘリコプター着陸場、専用水辺空間と埠頭、人工ビーチなどの付属施設で構成されている。
この宮殿は、ヴィクトル・ヤヌコーヴィチ前ウクライナ大統領が個人別荘として建てた場所だ。プーチン大統領は2014年クリミア半島を併合した後、ヤヌコーヴィチ前大統領の財産をロシア政府所有として没収した。その後、親プーチン派オリガルヒのコヴァルチュク兄弟と関連する企業「ベレグLLC」に譲渡された。
モスクワ・タイムズは、ヤヌコーヴィチ前大統領一家が2007年にこの敷地などを購入したが、ロシアがクリミア半島を併合した後、大統領府傘下に編入され、現在はプーチン大統領の最側近であるコヴァルチュク兄弟と関連する企業(ベレグLLC)に売却された状況だとFBKを引用して報じた。
さらに、宮殿の所有構造はゲレンジーク宮殿などプーチン大統領と関連する不動産で確認された方式と同一だとした。クレムリンは関連疑惑へのコメントを拒否したが、ナワリヌイらが2021年にもゲレンジーク宮殿疑惑を提起し、クレムリンは当時疑惑を否定したとも伝えた。
ウクライナ・プラウダは、FBKを引用し、クリミア宮殿の最上階にはウイルスなどを濾過する空気循環装置が付いた巨大な寝室があるとし、空気循環装置はプーチン大統領の執務室と官邸で目撃されたことがあると報じた。
宮殿の浴室は床と壁が大理石で装飾され、階段と手すり、ジャグジーは金でメッキされているとし、バラ型の蛇口など浴室1カ所の装飾費用だけで2,200万ルーブル(約4,380万円)を超えると伝えた。超音波診断機などを備えた個人病院と冷凍治療施設(cryotherapy chamber)などを備えたスパ施設なども設置されていると伝えた。













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