
日本とフィリピンは、地域の安全保障不安が高まる中、軍需支援を含む新たな国防協定を締結し、安全保障協力を一層強化した。南シナ海と台湾海峡を巡る緊張が高まる状況で、両国が米国との三角安全保障協力を念頭に置いた行動を本格化させているとの見方が出ている。
15日、ロイター通信によると、フィリピンと日本はこの日、二つの国防協定に署名したという。このうちの一つは、両国軍が補給品とサービスを相互提供できるようにする物品役務相互提供協定で、危機状況において軍需支援を迅速にやり取りできることが核心だ。
今回の協定は昨年発効した部隊間協力円滑化協定に続いて締結された。部隊間協力円滑化協定は、両国軍の相互訪問と合同訓練を容易にする協定で、米国の核心アジア同盟国である日本とフィリピンが軍事協力の制度的枠組みを段階的に強化していることを示している。
茂木敏充外相はこの日、マニラで開かれた署名式でフィリピンのマリア・テレサ・ラザロ外相と共同記者会見を行い、「ますます厳しくなる戦略環境の中で日本・フィリピン・米国間の三者協力の重要性を再確認した」と述べた。
両国はまた、日本がフィリピンに提供した高速ゴムボートを保管するための施設を建設するために、日本が600万ドル(約9億4,917万円)規模の政府安全保障能力強化支援を提供することを発表した。これはフィリピン海軍の沿岸作戦能力を強化するための措置として解釈される。
日本は最近、東アジア海域で海上の緊張が高まっているとし、現状を一方的に変更しようとする試みに反対する立場を繰り返し表明してきた。特に米国と共にフィリピンの海洋安全保障能力強化を支援し、南シナ海で中国を牽制することに力を入れている。
日本は2016年、オランダ・ハーグにある常設仲裁裁判所が中国の南シナ海の領有権主張を棄却した判決を支持してきたが、中国はこれを認めていない。フィリピンもまた、該当判決を外交・安全保障政策の主要な根拠としている。
日本政府は台湾周辺の平和と安定が国際社会全体の安全保障と直結するとの立場を強調してきた。昨年11月、高市早苗 首相が中国の台湾攻撃可能性に関連して日本の軍事対応可能性に言及すると、中国は旅行ボイコットや軍民両用品目の輸出禁止などで強く反発した。
中国は日本の領土から約100km離れた台湾に対する主権を主張し、武力使用の可能性も排除していない。台湾はこれに対して「台湾の未来は台湾国民だけが決定できる」とし、中国に対抗している。
こうした中、日本は中国の軍事力増強と地域影響力拡大に対応するため、防衛費の増額と戦力拡充など戦後最大規模の軍事力強化に乗り出している。日本とフィリピンの今回の協定もまた、こうした地域安全保障の地形変化の中で出た措置として解釈される。













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