パフラヴィー元皇太子「反政府デモで1万2,000人死亡」
米国で記者会見、ロイターは死者5,000人と報道

イラン旧パフラヴィー王朝の最後の皇太子であるレザ・パフラヴィー氏は17日(現地時間)、亡命先の米ワシントンDCで記者会見を開き、現在のイランの状況を北朝鮮に例えて批判した。
パフラヴィー氏は自身のユーチューブチャンネルで中継された記者会見で「イランは本来であれば中東の韓国になっているべきだった」と述べ「1979年のイスラム革命当時、イランの国内総生産(GDP)は韓国の5倍だった。今のイランは北朝鮮のようになってしまった」と語った。
その上で「これはイランの人的資源や天然資源が不足しているからではない。国民を顧みず、国家と資源を搾取し、過激なテロ組織に資金を提供してきた政権のせいだ」と指摘した。
パフラヴィー氏は先月28日に始まり約3週間続いているイランの反政府デモを公然と支持し、政権打倒を訴えている。今回の会見でも「イラン・イスラム共和国体制は必ず崩壊する」と述べ「時期の問題だ」と断言し「イランに帰国する」と明かした。
パフラヴィー氏は1940年代からイランを統治したモハンマド・レザ・パフラヴィー元国王の長男で、1979年のイスラム革命により王制が崩壊して以降、約50年にわたり米国で亡命生活を続けている。
パフラヴィー氏は会見で「イラン当局は48時間以内に1万2,000人以上の国民を殺害した。14秒に1人が殺された計算になる」と主張し「政権は殺害に使った銃弾の代金を支払わなければ遺体を引き渡さず、最大7,000ドル(約110万4,896円)を支払えない家族は身元を示すことのできない集団墓地に埋葬せざるを得なかった」と述べ、反政府デモに対する弾圧の実態を訴えた。

こうした中、イラン最高指導者のアヤトラ・アリ・ハメネイ師が反政府デモにより数千人が死亡した事実を認める発言を行い、死者数が少なくとも5,000人に上るとの報道も出ている。
匿名を条件に取材に応じたイラン当局者は18日(現地時間)、ロイター通信に対し「今回のデモで約500人の治安要員を含め、少なくとも5,000人が死亡したことを確認した」と語った。特に、クルド系分離主義勢力が活動するイラン北西部で犠牲者が最も多かったという。
米国に拠点を置く人権団体イラン人権活動家通信(HRANA)は、前日までに3,308人が死亡したと推計しており、さらに4,382件の死亡事案について検証を進めている。拘束者数は2万4,000人を超えたとみられる。
一方、ドナルド・トランプ米大統領は流血事態への懸念を示しつつ軍事介入の可能性に言及したが、その後は判断を保留している。
トランプ大統領は13日、自身のSNSトゥルース・ソーシャルに「イランの愛国者たちよ、抗議を続けよ。政府機関を掌握せよ。支援は向かっている」と投稿した。
しかし翌日には「イランで殺害が止まったと聞いている」と述べ「米国とイランの緊張は依然として高いが、現時点では大規模な処刑計画はないと信じている」と発言した。これを受け、イランの反政府デモは勢いを失ったとの見方も出ている。
















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