地方補欠選で相次ぎ敗北
州上院、トランプ支援の「MAGA候補」も落選

米国共和党が伝統的な支持基盤とされるテキサス州の選挙で相次いで敗北し、ドナルド・トランプ米大統領の早期レームダック(任期末の権力低下)を懸念する見方が強まりつつある。11月の中間選挙を前に前哨戦と位置づけられる選挙で共和党が連敗したことで、トランプ政権に対する民意の変化が表面化しているとの分析が出ている。
1日(現地時間)、米NBC放送などによると、前日に実施されたテキサス州議会上院第9選挙区の補欠選挙では民主党のテイラー・レメット候補が57.2%を獲得し、共和党のリー・ウォームズガンス候補(42.8%)を14ポイント以上の差で破り当選したという。
民主党がテキサス州上院の議席を獲得するのは1992年以来で、同選挙区は2024年大統領選でトランプ大統領が17ポイント差で勝利した地域だったことから「異変」と受け止められている。民主党全国委員会のケン・マーティン議長はSNSで「民主党は歴史的な勝利を追い風に成長を続けており、歩みを止めることはない」と強調した。一方、ウォームズガンス候補は「共和党への警鐘だ。多くの共和党支持者が投票所に足を運ばなかった」と敗因を分析した。
今回の選挙ではトランプ大統領が自ら「ウォームズガンスは真のMAGA(米国を再び偉大に)戦士だ」と公然と支持を表明していたが敗北を防げなかった。
同日に行われたテキサス州連邦下院第18選挙区の補欠選挙でも、民主党のクリスチャン・メネフィ候補が68.4%を得票し、共和党のアマンダ・エドワーズ候補(31.6%)に大差をつけて勝利した。同選挙区はテキサス州内でも比較的民主党が強い地域とされるが、得票率が倍以上に開いた点が注目されている。これにより連邦下院における共和党(218議席)と民主党(214議席)の差は4議席に縮まった。
テキサス州はメキシコと国境を接しており、トランプ大統領の主要政策である不法移民取り締まりを支持する声が根強いとされる。それにもかかわらず共和党が完敗した背景については、ミネソタ州で発生した銃撃事件を契機に、米国人2人が相次いで死亡したことを受け、強硬な移民取り締まりへの反発が広がった可能性があるとの見方も出ている。
しかし、トランプ大統領はこの日、記者団に対し「テキサス州の選挙は地方選挙であり、私は関与していない」と述べ、距離を置く姿勢を示した。
共和党は昨年11月のニューヨーク市長選、ニュージャージー州知事選、バージニア州知事選でいずれも民主党に敗れたほか、12月にはトランプ大統領の政治的地盤とされるフロリダ州マイアミ市長選でも敗北している。ワシントン・ポストは「民主党指導部は中間選挙を前に、最近の選挙勝利を楽観的な見通しの根拠として挙げている」と伝えた。













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