
未成年者への犯罪で有罪となった故ジェフリー・エプスタインとの関わりを巡り、辞任を求める声が出ているハワード・ラトニック米商務長官は10日(現地時間)、エプスタインとの個人的な親交や関係を全面的に否定した。
ラトニック長官はこの日、米連邦上院歳出委員会の商務・司法・科学小委員会の公聴会に出席し、私には彼との関係がなかったと述べ、関連はほとんどないとの認識を示した。
発端は、米司法省が公開したエプスタイン関連の文書で、約250件にラトニック長官の名が登場したことにある。とりわけ2012年、エプスタインの不適切な犯罪が主に行われたとされる私有島への訪問を計画していた内容の文書が含まれ、長官がエプスタインと緊密に交流していたのではないかとの疑惑が浮上した。
この疑惑は、長官が昨年のポッドキャストで、2005年にエプスタインに会って嫌悪感を抱いて以降、二度と会っていないと語っていた点とも食い違い、辞任要求につながった。
ラトニック長官は公聴会で、2005年に初めて会って以降、エプスタインが2019年に収監中に死亡するまでの間に、面会は計3回だったと証言した。初対面から6年後に1回会い、さらにその約1年半後にもう1回会ったものの、その後は会っていないという。
長官はまた、膨大な関連文書の中で自分とエプスタインを結び付けるメールは10通程度に過ぎないと説明した。確認できる記録としては、2011年5月に午後5時から1時間会ったという内容があるだけで、夕食や別の予定ではなかったとも強調した。
2012年の島訪問については、家族旅行の途中で船で移動しており、その流れで昼食を共にしたと述べた。島にいたのは妻と子ども、ベビーシッター、ほかの家族らで、滞在は約1時間だったと説明している。一方で、なぜその島に立ち寄ることになったのかという理由は覚えていないと語った。
長官は、島で見かけたのはエプスタインのために働くスタッフだけだったとしたうえで、いかなる状況でも少しでも不正なことはしていないと主張した。さらに、妻も含め自分が不適切な行動を取っていないことを理解しているとも述べた。
昨年の「2005年以降は会っていない」との発言が事実と異なっていた点を長官が認めた形になったものの、ホワイトハウスはトランプ大統領が長官を全面的に支持していると説明した。キャロライン・レビット報道官は同日の会見で、ラトニック長官は政権チームにとって非常に重要な一員であり、大統領は長官を全面的に信頼し支持していると述べた。
ラトニック長官は、トランプ政権の関税政策を巡る実務で中核を担っており、日本など主要な貿易相手との関税引き下げや対米投資を巡る交渉でも重要な役割を任されているという。
















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