
欧州連合(EU)による戦費で資金難に陥ったウクライナへの融資支援計画とロシアへの追加制裁案が、「親ロシア路線」のハンガリーの反対で阻まれた。EU加盟国はハンガリーの決定に批判の声を上げている。
23日(現地時間)、AP通信やポリティコ欧州版などによると、この日ブリュッセルに集まったEU加盟国の外相らは、ウクライナへの900億ユーロ(約17兆円)規模の緊急融資とロシア産原油の海上輸送サービス全面禁止などを柱とする対ロシア制裁第20弾の採択を目指したが、ハンガリーの「横やり」で頓挫したという。
会議を主宰したカヤ・カッラスEU外務・安全保障政策上級代表は、会議後ハンガリーの拒否権行使でロシア制裁案が全会一致に至らなかったと述べ、遺憾の意を表明した。
ハンガリーは、ウクライナを通るドルジバパイプラインでロシアから原油を供給されているが、先月末からウクライナが意図的にロシア産原油の供給を止めたと主張している。ウクライナはロシアの空爆でパイプラインが損傷し運転を停止したと説明しているが、ハンガリーはウクライナに対する強硬姿勢を崩していない。
このようなハンガリーの「横やり」にEU加盟国は怒りを露わにした。ドイツのヨハン・ヴァーデフール外相は「ハンガリーの立場に愕然とした」と述べ、態度を改めるよう説得すると明かした。
昨年12月、EU首脳陣はウクライナに900億ユーロを無利子で融資することで合意していた。当時ハンガリー、スロバキア、チェコは融資の利子負担や返済責任を負わないことを条件に決議に反対しなかった。ただし、EUが実際に融資を実行するにはEU加盟国全体の同意が必要だ。
ハンガリーの反発により、欧州理事会のアントニオ・コスタ議長と欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長は、ウクライナ戦争勃発から丸4年となる24日、結局「手ぶら」でキーウを訪問することになった。フォン・デア・ライエン委員長は継続的な支援を約束し、ウクライナへの連帯を表明した。
















コメント0