
ウクライナのボロディミル・ゼレンスキー大統領は24日、4年にわたるロシアとの戦争によって甚大な被害に見舞われながらも、「ロシアはウクライナ人を屈服させられず、戦争にも勝利していない」と主張した。
同日は欧州理事会のアントニオ・コスタ常任議長、欧州委員会のウルズラ・フォンデアライエン委員長、アレクサンデル・ストゥブ・フィンランド大統領をはじめ、7人の首相と4人の外相など12人以上の欧州高官がウクライナの首都キーウを訪問し、同国への支持を改めて確認した。ゼレンスキー氏の発言は、これら首脳陣を前に述べられたものだ。
米シンクタンクの戦争研究所(ISW)は、ロシアが過去1年間の戦闘で占領したウクライナ領土はわずか0.79%にとどまるとの分析を示した。ゼレンスキー氏は、ウクライナが数で勝り装備も整ったロシア軍の攻撃を食い止めてきたことを強調した。
ゼレンスキー氏はSNSにおいて、「侵略開始時を振り返り、現在を見つめれば、我々には言う権利がある。我々は独立を守り抜き、国家としての地位を失わなかった」と述べ、ウラジーミル・プーチン大統領は「目標を達成できなかった」と付け加えた。さらに「彼はウクライナ人を屈服させることも、この戦争で勝利することもできなかった」と重ねて強調した。
第二次世界大戦後、欧州最大規模の武力衝突となったこの戦争を終結させるための米国主導の外交努力は、いまだ和平合意に至る妥協点を見いだせず、交渉は停滞したままだ。米戦略国際問題研究所(CSIS)が先月発表した報告書によると、今春までに両軍の死傷・行方不明者は計200万人に達する可能性があるという。ロシアは第二次世界大戦以降の主要な紛争の中でも、最多の戦死者を記録したとされる。
欧州各国の指導者は、プーチン氏の広範な戦略目標への懸念から、自国の安全保障が脅かされていると指摘。米国が仲介する協議に欧州側の意見を十分に反映させるよう求めている。ドイツのフリードリヒ・メルツ首相はX(旧ツイッター)に、「4年間、毎晩がウクライナ人だけでなく我々すべてにとっての悪夢だった。戦争が欧州に戻ってきたためだ」と投稿し、「ウクライナの運命は我々の運命であり、力を合わせてこそ終結させられる」と訴えた。
西側の当局者や分析家は、プーチン氏が「時間はロシア側に有利であり、西側の支援が弱まれば最終的にウクライナの抵抗は崩れる」と考えているとの見方を示している。一方で、フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、この戦争は「ロシアにとって軍事・経済・戦略上の三重の失敗だ」と評価した。マクロン氏はXで「ウクライナ戦争を受け、欧州はロシア抑止のために北大西洋条約機構(NATO)を強化した」と指摘し、結束を呼びかけた。













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