
米軍兵士7人が戦死し、原油価格が1バレル=100ドル(約1万5,800円)を突破した日曜午前、米国のドナルド・トランプ大統領はフロリダ州のゴルフ場でプレーしていた。
9日、デイリー・ビーストなど米メディアによると、トランプ大統領は前日午前、マイアミのトランプ・ナショナル・ドラル・ゴルフクラブでゴルフウェア姿のまま目撃された。金色でUSAと入った白い野球帽をかぶり、周囲の人々とあいさつを交わす映像は、インターネット上で急速に拡散した。
しかもその帽子は、前日にデラウェア州ドーバー空軍基地で行われた、イラン空爆で死亡した兵士らの遺体搬送式典で着用していたものと同じだった。当時も式典の性格にそぐわないとの指摘が出ていたが、トランプ大統領は意に介さなかった。
トランプ大統領は先月28日、イラン指導部と軍事施設を標的とする空爆作戦を承認した。米国とイスラエルが共同で実施した今回の軍事作戦で、イランの核施設の多くが打撃を受けた。米国はイランに対し、即時の核放棄と、無条件降伏に等しい条件での交渉を求めている。
一方、イランは抵抗を宣言しており、戦線は容易に収束していない。戦死した米軍兵士は7人に増え、中東発の供給不安を背景に、国際原油価格は1バレル=100ドル(約1万5,800円)を上回った。
こうした中でゴルフクラブを手にしたトランプ大統領の姿は、米国内の世論を一気に過熱させた。デイリー・ビーストのコメント欄には、戦時のリーダーシップは決定を下すだけではなく現場にいることだ、米国民の忍耐はすでに限界を超えているはずだ、といった批判が相次いだ。
実際、Xやレディットなど主要SNSでは、#SendBarron というハッシュタグが広がっている。米軍の死者が伝えられた直後から、戦争が正当だというのなら大統領の息子も参戦すべきではないかとの声が続出し、バロン・トランプさんが軍服を着たAI合成画像まで作られた。コメディー作家のトビー・モートン氏は、バロンさんの徴兵を皮肉る風刺サイトまで立ち上げ、トランプ大統領特有の話しぶりをまねながら戦争を風刺した。
トランプ大統領は1960年代のベトナム戦争当時、学業や健康上の理由を挙げて複数回にわたり徴兵猶予を受け、1968年には、かかとの骨棘の診断を根拠に最終的に兵役を免除された。このときも特別扱いではないかとの批判が出ていた。
ニューヨーク大学に在学中のバロン・トランプさん(20)は、トランプ大統領とメラニア夫人の一人息子で、公の場で発言することはほとんどない。身長は約206センチとされており、米陸軍の17~20歳男性の入隊基準では身長上限が80インチ(約203センチ)とされるため、実際の入隊は難しいとの見方も出ている。
















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