
ウクライナの防衛企業が今年夏までに、ロシアを攻撃できる新型長距離弾道ミサイルを試験中だと、キーウ・インディペンデント(KI)が現地時間9日に報じた。
「ファイアポイント」の共同創設者かつ首席エンジニアのデニス・シュティレルマン氏は同日、ウクライナ軍の放送であるArmy TV のインタビューで、同社が開発中の短・長距離弾道ミサイル「FP-7」と「FP-9」の性能を公開した。この2つの兵器は昨年9月に初めて発表された。
同社はウクライナ軍の主力である長距離攻撃用ドローン「FP-1」と巡航ミサイルの「フラミンゴ」と「FP-5」を開発したスタートアップ企業だ。
ウクライナは、ロシアがモスクワとサンクトペテルブルク周辺に構築した緻密な防空網の突破に苦心してきた。
しかし、シュティレルマン氏は、「FP-9は衝撃速度が非常に高いため、モスクワ市内の標的を容易に攻撃できる」と述べ、「ロシアの『イスカンデル』ミサイルが秒速約800mで落下するのに対し、FP-9は秒速1,200m以上で落下するため、防空網をはるか容易に無力化できる」と自信を示した。彼は、「一部は迎撃されるかもしれないが、約25%は防御網を通過して目標を攻撃できるだろう」と期待を表明した。
同社は最近、FP-7の試験発射映像を公開した。シュティレルマン氏は弾道ミサイルの開発段階に関する質問に対し、「近く、隣国(ロシア)を対象に試験を行う予定だ」と答えた。
また、射程距離がさらに長く、破壊力の大きいFP-9については、「今年6月までに実戦運用可能なモデルを確保することを目標としている」と明かした。
ただし、KIによると、同社は昨年夏にヨーロッパ全域で「フラミンゴ」ミサイルを宣伝するメディアツアーを行い、射程距離や搭載重量、精度、生産規模などを大々的に強調したものの、実際の戦場で確認された成果はこれに大きく及ばないとの批判が出ているとのことだ。
しかし最近、ロシア全土でフラミンゴミサイルの使用例が徐々に増加しているとの報道があり、同社とウクライナの防衛力の両方にとって前向きな兆候となっているとの評価が出ていると、KIは付け加えた。
















コメント0