
米国・イスラエルとイランの戦争が思わぬ形でウクライナの存在感を高めている。11日(現地時間)、英BBCはウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領がドローン(無人機)専門家を中東に派遣し防衛支援を行うと報じた。
ゼレンスキー大統領は10日の映像演説で「ウクライナはドローン攻撃への対応で世界最高の経験を持つ」とし、「我々の軍事専門家がカタール、アラブ首長国連邦(UAE)、サウジアラビアに向かい、イランのドローン攻撃に対する防衛を支援する」と述べた。さらに「我々の経験なしで、欧米のパートナーが強力な防衛システムを構築するのは非常に困難だろう」とし、「我々を助ける者を助ける用意がある。ウクライナを助けてほしい」と強調した。
特に彼はウクライナが支援することへの明確な見返りを求めると強調した。ゼレンスキー大統領は「今ウクライナに助けを求める者はまず我々の防衛、特に防空網の強化に引き続き協力すべきだ」と述べた。つまりドローン防衛のノウハウを得たいなら、必ずその対価を支払えという意味だ。
これについてBBCは「ウクライナはイラン戦争を機にロシアとの戦争に介入を避けてきた中東地域のより多くの同盟国を確保したいと考えている」とし、「状況が逆転し、西側同盟国がウクライナに助けを求めている事実をキーウはよく認識している」と指摘した。
こうした状況の逆転は9日のゼレンスキー大統領とアイルランド出身のジャーナリスト、Caolan Robertson氏とのインタビューでも明らかだ。ゼレンスキー大統領は「多くのパートナー国がキーウに助けを求めるのは喜ばしいこと」とし、「米国側も我々に支援を要請しており、パートナーを助けられることを誇りに思う」と語った。
このようにゼレンスキー大統領にとってイラン戦争はむしろ存在感を高める機会になっている。実際、ウクライナはロシアが保有するイラン製ドローン「シャヘド」に数年間悩まされ、これを迎撃し防御する世界最高水準の実戦経験とデータを持つ。またイランとロシアの軍事的密着を強調し、ウクライナが共通の敵に立ち向かっているという連帯感を醸成しようとする意図も読み取れる。
これに先立ち、ゼレンスキー大統領は「現イラン政権の無力化が地域及び世界の安全保障の必須条件」とし、「イラン国民に政権打倒の機会を与えるのが当然であり、これはイランのテロに苦しんできたすべての国の安全保障確保に役立つ」と主張した。
















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