イランの第2代最高指導者だったアリ・ハメネイ師が生前、次男のモジタバ・ハメネイ師について、後継者としては力量が不十分だとみていたことが、米情報当局の分析で明らかになった。

米CBSは15日(現地時間)、米情報当局がこの分析をドナルド・トランプ米大統領やJ・D・ヴァンス副大統領などトランプ氏の側近に伝えたと報じた。
米情報当局の分析によると、ハメネイ師は次男のモジタバ師について「それほど賢明ではない」と認識し、最高指導者としての資質に欠けるとみて、権力継承に懸念を示していたという。また、ハメネイ師がモジタバ師の私生活上の問題を把握していたとの内容も、収集された情報に含まれていると伝えられている。
モジタバ師は、長年にわたり父であるハメネイ師の補佐役を務めてきた。しかし、先月28日、米国とイスラエルによる対イラン軍事作戦が始まった初日にハメネイ師が空爆で死亡し、モジタバ師は今月9日、専門家会議によってイランの第3代最高指導者に選出された。ハメネイ師を死亡させた米国とイスラエルの空爆により、モジタバ師も負傷した可能性があると、トランプ政権はみている。
トランプ大統領は最近、FOXニュースとのインタビューで「イランの指導部は消えた。第2の指導部も消えた。いまや第3の指導部にも問題がある。そしてその人物は父親でさえ望んでいなかった人物だ」と述べ、ハメネイ師がモジタバ師を信頼していなかった可能性を示唆した。さらに、トランプ大統領はモジタバ師を「軽量級」と表現し、イランの指導者として「受け入れられない指導者だ」と批判した。また、イランの次期指導者の選出過程について、一定の監督権を持ちたいとの趣旨の発言もしていた。
一方、トランプ大統領は私的な場で近しい関係者に対し、モジタバ師に関する情報はそれほど重要ではないとの認識を示していたとも伝えられている。トランプ大統領は現在、イランが事実上指導者不在の状態にあり、モジタバ師がすでに死亡している可能性もあるとみているとされる。
ホワイトハウスは現在、イスラム革命防衛隊(IRGC)が実質的に権力を握っているとみており、これは1979年のイラン革命以降維持されてきた神権体制にとって重要な変化だと評価している。また、米連邦政府は13日、モジタバ・ハメネイ師を含むイランの中枢人物9人の所在に関する情報の提供者に対し、最大1,000万ドル(約15億9,400万円)の懸賞金を支払うと発表した。
















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