
アメリカで中絶薬を服用した女性が病院に搬送された後、新生児が死亡し、捜査当局が「殺人容疑」を適用したことで激しい論争が起きている。
20日(現地時間)、アメリカのNBCニュースなどによると、ジョージア州在住のアレクシア・ムーアさん(31)は自宅で中絶薬を服用した後、激しい腹痛を訴え病院に搬送された。
ムーアさんは医療スタッフに妊娠の事実と薬物服用の事実を伝え、病院で約22〜24週と推定される胎児を出産した。心拍のあった新生児は約1時間後に息を引き取った。
警察はこの事件を受け、彼女に「重罪殺人」の容疑を適用した。これはジョージア州が連邦最高裁判所の中絶権を認めた判例を廃止した後、妊娠6週以降の中絶を禁止する法律を施行して以来、女性個人に殺人容疑を適用した初の事例と評価されている。
ロイター通信は、中絶薬の服用後に早産で生まれた新生児が死亡した事件で女性に殺人容疑を適用したのは非常に異例だと伝えた。
法適用を巡る論争が拡大「中絶は殺人なのか」
捜査当局はムーアさんの妊娠週数が法的基準を大きく超えていたと見ており、中絶薬と共に鎮痛剤系の薬物を服用した点も容疑に含めている。
ワシントン・ポストは、今回の起訴が中絶規制を刑事罰に拡大しようとする試みと解釈される可能性があり、法的論争は避けられないと伝えた。
中絶権擁護団体は「現行法の制限を回避して中絶を犯罪化しようとする試みだ」と批判した。ジョージア州の法律には中絶を試みた妊婦を刑事罰の対象から除外する条項があり、違憲論争に発展する可能性も指摘されている。
病院の通報・薬物流通まで、論争が拡大

病院側が患者の妊娠および中絶に関する情報を警察に伝えた過程も問題視されている。病院の警備員が関連内容を警察に知らせたとされ、医療情報保護と倫理問題も提起されている。
現在、ムーアさんはジョージア州の郡刑務所に収監されている。警察は殺人容疑の他にも麻薬類所持などの追加容疑も適用した。
一方、中絶薬を利用した「自家中絶」はアメリカで急速に広がっている傾向がある。一部の州は遠隔医療を通じて中絶薬を配送する制度を実施しているが、これを巡る政治的対立も続いている。
今回の事件は中絶規制を強化してから、女性の刑事責任の範囲をどこまで認めるかについての論争を再燃させている。「殺人なのか、医療選択なのか」を巡る意見も分かれている。













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