
ロシアが米国・イスラエルと戦争中のイランに攻撃用ドローンを供給していると、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が報じた。
西側情報機関によると、ロシアはイランの戦闘能力維持のためにドローンと医薬品の提供、および情報支援を行っているという。
ロシアとイランの高官らは、イランが攻撃を受けた直後にドローン供給のための秘密会談を開始した。3月初めに始まった物資輸送は今月末までに完了する予定だ。
複数の情報筋は「米国とイスラエルのイラン攻撃の数日後にロシアとイランの高官らがドローン供給問題を秘密裏に議論し始めた」とし、「3月初めから物資の調達と輸送が始まり、今月末までに完了する予定だ」と伝えた。
英国王立防衛安全保障研究所(RUSI)のアントニオ・ジュストッツィ上級研究員は、イスラム革命防衛隊(IRGC)の情報筋を引用し、「米・イスラエルの空爆直後にロシアとドローン供給に関する交渉を始めた」と述べた。
別の情報筋は、ロシアがイランに衛星画像と標的情報の提供、情報支援などを行っていることを明らかにした。

FTは、ドローンなどの武器供給が実行されれば、戦争発生以降ロシアがイランに殺傷兵器を供給する初めての事例になると分析した。
西側の安全保障関係者は、「イランに提供することになっているドローンの正確な機種は確認されていない」としながらも、「イラン製自爆ドローン『シャヘド136』をベースにした『ゲラン-2』のようなモデルが供給される可能性がある」と分析した。
別の情報筋は、イスラエルが先週カスピ海でロシアとイラン間の軍事装備移転の重要なルートを攻撃したと明らかにした。
イランは、ロシアにより高度な防空システムを要求しており、昨年12月には携帯式防空ミサイルシステム「ヴェルバ」の発射機500基と9M336ミサイル2,500基を3年にわたって供給する契約を結んだと伝えられている。
ただし、ロシアは先進的な防空システムであるS-400の要求は拒否したとされる。西側関係者はこの決定が米国との緊張激化を懸念した判断である可能性があると見ている。また、S-400の運用には高度な訓練が必要で、実際の戦闘状況ではロシアの人員が米軍機を直接標的にする事態を招きかねない点も、懸念材料になったとみられる。
この疑惑について、ドミトリー・ペスコフ報道官は、「現在、多くの虚偽情報が流布されている」とし、「一つ明確なことは、我々がイラン指導部と対話を続けているという点だ」と述べた。

ある西側の高官は、「ロシアはイランの戦闘能力強化だけでなく、イラン政権の全般的な政治的安定にも介入している」と評価した。
ロシアは公式には戦争初期から人道的支援を強調してきた。先週にはアゼルバイジャンを経由して13トン以上の医薬品を送っており、追加支援も続ける計画だとしている。
ウラジーミル・プーチン露大統領とイランのマスード・ペゼシュキアン大統領は、昨年、戦略的パートナーシップ条約を締結した。ただし、これには相互防衛条項は含まれていなかった。













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